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すべての大人は、子どもの成長の環境因子

先週土曜、堺市養育里親シンポジウムに行ってきました。

これまで、幾度となく言及してきましたが、里親、そして社会的養護の分野は、私が力を入れて取り組みたいと思っている分野の一つです。

子どもの成長・愛着形成に関する講演と、「里親からのメッセージ」の2部構成で、特に里親を実際になさっている方のお話は、笑いあり、感動ありで、大変印象深いものでした。

※第1部の講演の様子

また、里親会の会長さんの閉会の挨拶も、大変印象深いものでした。(録音したわけではないので、正確な文言ではありませんが、意味は変わっていないはずです)
「すべての大人は、子どもの成長の環境因子」
「まずは、里親制度のことを知ってほしい」
というものでした。
私たち大人が関与しているのは、自分の子どもだけではありません。
子どもの友達や、地域の子ども、様々な形で子どもたちに関わっていますし、この社会の構成員・担い手であるという意味では、すべての大人が、すべての子どもに関わっています。
その上で、大人たちが、「実の両親と暮らせない子ども」「社会的養護が必要な子ども」「里親家庭で暮らす子ども」の存在や、その環境について知ることが、その子どもたちの暮らしやすさに繋がるのだというお話でした。
支援云々はその次なんだと。
支援以前に、無知こそが、一番の敵なのかもしれません。
また、
「里親委託率100%というより、まずはいま、目の前にいる子どもの100%の利益を考えたい」
ともおっしゃっていました。
議員をしていると、つい全体のことばかりに目が向きがちです。
私も今回のお話を胸に刻んで、一人ひとりの子どもたちに、できる限り思いを馳せながら、向き合いながら、子どもを取り巻く課題の解決に、取り組んでいきたいと思います。
堺市議会議員 ふちがみ猛志
意見・提案