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のびのびルームのプロポーザル問題に見る議員の役割

現在、のびのびルームの関係者を中心に、プロポーザルへの反対運動が展開されています。
(のびのびルームのプロポーザル問題と、私のスタンスは、こちらをご参照ください。→ 過去ブログ

私は、過去ブログにも書いた通り、プロポーザルのデメリットも理解していますし、反対運動をされる気持ちも理解できます。

一般の指導員や、保護者の方からすれば、かなりの唐突感があったことでしょう。
その点においては、今からでも、当局には説明をしっかりしてもらう必要があるでしょう(特に保護者に対して)。

ただ、私が、プロポーザルそのものは「是」とする立場として、今回の運動を見ていて思うのは、、、

「なぜもっと早く動かなかったのだろう・・・?」ということです。

一般市民は無理だとして、少なくとも、議員や、関係団体は。

「唐突」「聞いていない」と、厳しい批判が当局に向けられる今回の一件ですが、私からすれば、ずいぶん前から議会では動きがあったわけです。

少なくとも、一年前の八月定例会の文教委員会で、私が、
「のびのびルームの、外郭団体への一社随契は見直すべきではないか?」
「堺っ子クラブや美原児童会はプロポーザルなのに、のびのびルームだけ一社随契をするのはなぜか?」
と問うており、市長も見直しに向け、前向きな答弁をしています。
私はその後も毎議会のように放課後児童対策事業について取り上げ、プロポーザルを是としつつも、デメリットを緩和するための提案をしてきました。

また、さかのぼれば、公明党や共産党が、「放課後児童対策事業の一本化」を求めておりました。すでにのびのびルーム以外がプロポーザルでしたから、当然「選定方法についても、見直しの動きが出てくる」ということは、容易に想像がつきました。

私の文教委員会でのやり取りには、関係団体の方から「なぜ、そんなことを!?」という批判の声もありましたし(つまり、団体としては察知していた)、何より、文教委員会のその場に、現在、「反対」の声を上げている会派の議員さんもいたのです。

一般市民の方が、議会の動きを知るなんてことはなかなかできませんが、議員ならば、まして、その場にいた議員ならば、知っていて当然です。

もし、本気で反対ならば、昨年の、プロポーザルに前向きな市長の答弁を聞いて、すぐに釘を刺しにいくべきだったでしょう。
しかし、その後も同会派からはそうした動きはなかったように思います。

私も、自分の所属する委員会とは言え、他人の「すべての質疑」に、集中力をもって聞くことは、簡単ではありません。
ただし、「自分の関心事項の質疑」には、当局がどういうスタンスで答えてくるか、注意を払って聞いているつもりです。
自分の意に沿わない、公益に反する方向になろうものなら、議会の場ですぐに打ち返していかねばなりません。

繰り返しますが、私は何度も文教員会で、プロポーザルについて取り上げていたのです。

「反対」の会派の議員さんは、タカをくくっていたのか。
それとも単に、質疑を聞いていなかったのか。

いずれにせよ、反対派にとっては、もったいない一年間だったと言えるでしょう。
この一年間に、議会で「反対」や「懸念」の声をしっかり挙げていれば、状況はかなり変わっていたものと思います。(少なくとも、プロポーザルは段階的なものになっていたように思います(私見))。

議員の議会での動きは重要だと、つくづく感じました。

私もいろんな方とのお付き合いの中で、陳情・要望や、署名運動に協力することがあります。
それらは、市民が行政に声を届ける手段として、極めて重要だと思います。

しかし、議員の本分は、あくまでも議会の中にあると思います。

市民が何かを知り、怒りの声を上げた時、それに議員が呼応して、街頭や署名などの行動を取ることもあるでしょう。
でも、議員であるならば、それより先に行政の動きを察知し、議会の中で、それを是正する動きを取ることが求められるでしょう。
特に、今回のように、度々議会で議論されている内容ならば、そして反対派ならば、その議論に参加するのが、当然の務めでしょう。

今回の一件は、まだ議会を通っていないので、どうなるか予断を許さない状況ではありますが、、、

私にとっては、他山の石として、議会での質疑の重要性を再確認する機会となりました。

これからも、全力投球、真剣勝負で、議会に臨んでいくことを、改めて誓います。

堺市議会議員  ふちがみ猛志

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