もう少し理性的にと思いつつも
私には3人の子どもがおり、必ずしも思い通りにいかないことも多く。
保育園の毎日の送り迎えや保護者会活動、
子育て広場や小学校での絵本の読み聞かせボランティア等々、
子どもと触れ合う機会も多く。
児童養護施設や乳児院など、足を運んだ施設も多く、
お手伝いなどなどで過ごした時間もそれなりに長く(その職でない者としては)。
保護司として、大変な経験をした若者と関わり、
その過去に目を向ける機会が幾度もあり。
乳幼児の虐待一時保護のお手伝いをして、
まさに困難の最中にある子どもを預かること数回。(特にこれ)
おそらく、この手の経験は同年代の議員よりだいぶ多い方ではないかと思うのですが、そんな経験からでしょう、
議員をしていても、子どもの関わる事案にはつい感情的になる自分がいます。
特に、虐待とか非行とか、課題のある子どもの話になると。
今議会、改めて議論となるであろう児童自立支援施設(非行や虐待で家庭で暮らせない子の入所施設)は、その最たるもので・・・
財政上の理由で建設を中止しようとしている現市長の判断は、ある意味、理性的なのかもしれませんが、やはり私の脳裏には、上記の経験で出会った子どもたちの顔が浮かぶんですよね。特に我が家に来たMくんの顔が。
議員なんだからもうちょっと理性的に・・と思う瞬間もあるわけですが、こういう感情を失くしてしまいたくはないし、失くしてしまったら議員として終わりやなぁとも思うのです。
それぞれに、琴線に触れる出会いがあり、ここぞという時に浮かぶ顔があるのだと思います。
子どもの顔、お年寄りの顔、障碍者の顔・・・、
市長が浮かぶ顔は、どんなんでしょうかね。
堺市議会議員ふちがみ猛志