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もったいない!縦割り行政

これも、縦割り行政の弊害か。

あまり詳しくは書かないけど。

例えば、堺市の公共施設にはそれぞれ所管の部署がある。

市立小中学校は、教育委員会。
公立保育所や子ども相談所は、子ども青少年局。
公立の子ども関係以外の福祉関連の施設の多くは、健康福祉局。
消防署は、消防局。
クリーンセンター(ごみ焼却所)は、環境局。
博物館や利晶の杜は、文化観光局。

みたいなかんじで。

で、その施設がなくなったり、移転したりして、跡地を利用しようとする時のこと。

元の所管の部署の業務とは、関係性の薄いものに転用しようとする時でも、そのことについて、元の所管の部署の人があれこれやってるケースがあるようだ。。

例えば、実際にこのケースがあるかどうかは知らないけど、

ある小学校が廃校になり、公園に生まれ変わるとする。
小学校は教育委員会の所管であって、公園に生まれ変わらせる作業を、教育委員会の人がせっせとやっているようなイメージ。

この例えで言うならば、教育委員会の人たちは教育のプロであり、公園づくりのプロではない。
よって、廃校にするところまでは教育委員会がしたとしても、それ以降は建設局公園緑地部が担うべきである。

繰り返すが、オブラートに包むべく、勝手な例を出しただけで、教育委員会と公園緑地部の間にそうした例があるわけではない。

A部署で、Aのプロの人たちが、A管轄の施設の「跡地利用」、それもBへの転用についても、あれこれ業務をしていることが、どうやらある。ということ。

それをなぜBにやらせないのだろうか。
あるいは、その跡地を、いったん「財産活用課」のような、横ぐしの組織がそれを引き受けて、しかるべき部署に振るようなかたちにはできないのだろうか。

「これは、うちの土地や!」みたいな、縄張り争いをしている責任者がいるんだろうか。。。。
(いや、いないと思うが)

私も約8か月、いろんな職員さんとお付き合いをしてきて、「この人は、すごいなあ。プロやなあ。」とか、「この仕事に誇りもってはるなあ。」とか、「一所懸命やなあ。」とか、そう思える人も、けっこういらっしゃる。
そういう人たちの、本来業務に向かうべき、時間、能力、情熱の一部を(たとえ一部でも)、「まったく!」無関係の業務に差し向けるのは、行政としても、市民としても、もったいない話である。

「視野が広がる」と言えば聞こえがいいけど、単なる「縦割り行政の弊害」にしか見えないな。

なんとかならんもんやろか。

堺市議会議員  ふちがみ猛志

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