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他市の動向を注視しながら…

 

議会での当局からの答弁でよく耳にする言葉。

「他市の動向を注視しながら…」
それを聞いて私がよく思うのが、
「他市がどうとか、関係ある??」
ということ。
いえ、関係がある時もあるんですよ。
他市が、堺市がまだやってないことをしていたり、
堺市が先進的にやっていたことが、他市もやるようになって、堺市の優位性がなくなってきたり、
他市の動向を気にすべき時は、多々あります。
特に前者のような例は、その市がうまくいっているのか、何か課題はないかをしっかり見極めてから、堺市として追随したり、修正して導入したりの判断をするべきでしょう。
ただ、根本的には、
「他市がどうであろうが、ええと思ったこと、必要なことは、やったらええやん。」
と思うわけです。
2年前に同僚の西議員が「堺市の市民憲章が時代にそぐわない」という指摘をし、「見直しも検討する」という答弁をしていたので、「検討はどうなった?」と先日問いました。すると、
「他市の動向を注視しておったのですが…」
と!!
市民憲章なんて、各市それぞれで作るもの(あるいは、作らないもの)ですから、
他市が市民憲章を変えたから、堺市も変える。
他市が変えないなら、堺市も変えない。
なんてことは、本来ないはずです。
「他市の動向を注視すること」、そのものは否定しませんが、少なくともこれを、「何もしない時の理由」にするのはおかしいと思います。
そんなことも感じる「他市の動向を注視しながら…」という、お役所言葉。

後ろ向きな時には、厳しく指摘をしていきたいと思います。

そして、進取の気風の堺市らしく、「まずは堺が!」という言葉をもっと聞きたいですね!

堺市議会議員 ふちがみ猛志

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