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四年前の夏の出来事

ちょうど四年前の夏。

議員秘書をしていた私は、中区の、とある盆踊りの会場にいた。
小学校のすぐ脇にある公民館の駐車場。
そこに櫓を立て、テントが張られ、地域の方が集まり、酒を飲んでいた。
と、その時!
私の横に座っていた70才くらいの男性が、突然イスごと倒れた。
人が集まり、呼びかけても反応がない。脈もない。
私は、人工呼吸と、心臓マッサージで蘇生を試みた。
そして叫ぶ。
「AEDはありませんか!」
「どなたか小学校を見てきてください!」
結局、AEDは見つからなかった。
小学校の門は閉ざされている上、飛び越えて校内に入っても、どこにあるかわならなかった。
10分ほどで救急車は到着したものの、その方は、一週間後に帰らぬ人となった。
AEDがすぐにあれば。
すぐそばにあった小学校。
そのどこにあるかわかっていれば。
そう思わずにはいれなかった。
そんな四年前の出来事を、ふと、今日思い出した。
私は、学校の設備関係の担当職員に会い、
AEDの設置場所を「正門の脇」とか、「校舎の運動場側の外壁」とか、決められないものだろうか。
各学校で、そういう風に場所を統一したら、いざという時に、地域の方が利用できるはず。
と、そんな話をした。
結論は、、NG。
屋外だと盗まれる、イタズラされる。
中学校では生徒の目の届かない、教師にしかわからないところに隠すケースも。
何十万円もするものだし、それも仕方ないのか、、。
そういえば、以前私が住んでいた自治会の会館にも、AEDが備えられていたが、南京錠がつけられ、暗証番号は自治会役員にしか、知らされていなかった。
いざという時の命と、
盗まれる、イタズラされる、という問題。
なんだかなあ、、、と思って夜のニュースを見ていると、
消火栓のホースの先についてる、真鍮のノズルが盗まれる。
というニュースだった。
AEDよりも明らかに安い、こんなもんでも、そんなことする輩がいるのか、、、
なんて世の中だ。
今夜はちょっと悲しい気持ち。
堺市議会議員  ふちがみ猛志
意見・提案