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実にささいな市民目線

実にささいなことだけど、市民目線で、ちょいと指摘して、ちょいと変えてもらえたこと。

堺市立人権ふれあいセンター。
その中に、人権歴史館と、小さな図書館がある。
図書館は、正確には、「人権資料・図書室」といい、人権歴史館の付属施設になっている。
そのため、人権歴史館の奥にある。
その図書室を利用している人が、トイレに行くルートを改善してもらった。
見取り図を描かなくてはわかりづらいのだけど、
これまでは、図書室からトイレに行くには、、、
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これが図書室からの写真。

いま、図書室にいて、写真の奥の、白い床のスペースが、人権歴史館。
その向こうに見える、人権歴史館の出口から出る。
そして左にUターンするように回ると、
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こうなる。

左の壁の向こうが、さっきいた人権歴史館と、図書室。
で、トイレは、写真の右奥。
だいたい、Uの字に、5、60m歩くことになるだろうか。
ところが、一枚目の写真を見返して頂きたい。
左手前に見える白いドアを開けて、そこから出ると、こんなかんじ!
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ほぼ目の前、右前方数メートルのところにトイレが!

じゃあ、図書室にいる人がトイレに行くとき、わざわざ人権歴史館の出口をぐるりとまわらなくても、この白いドアを使えばええやん!
と、思いたいところなのだが、
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ババーン。

なんとそこには、ロープが張られ、「職員専用」の文字が!!
そのドアの向こうは、別に一般の人にウロウロされて困る場所でもなく、ただのトイレなんだけどね。(職員の事務所もあるが、それはそれでドアがあり、入れないようになっている)
ショートカットできるのは、わずか4、50mくらいかもしれないが、足の不自由な方、高齢の方、子連れ、今にも漏らしそうな幼児(私がよく体験するシチュエーション・汗)にとっては、このショートカットは大きい。
なぜ職員専用なのか。
聞いてみると、「図書室は人権歴史館の付属施設です。だから、必ず人権歴史館を通過した上で、図書室を利用してほしいのです。そういうコンセプトです。」だって。
図書室は、地域住民が頻繁に使う場所。
初めてならいざ知らず、頻繁に利用する人に、それもトイレに行く人に「いちいち人権歴史館を通過するのがコンセプト」なんて、どうなんだろうか。
「人権」歴史館なんだから、身体の不自由な人の目線に立ってそこは、、とも思う。
で、施設を運営する職員とやりとりし、最終的にこうなりました。
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「ご利用の方は、お気軽に職員にお声がけください。」

が追加。
本当は開放してほしかったが、そのコンセプトとの折衷で。
以上、実にささいな、市民目線による変更。
それにしても。
実はこの話、もともと利用者が施設にお願いしたけど、相手にされなかったそうな(その方が言うには)。
そこで、私のところに相談に来て、議員である私が施設に申し入れたら、それが一つのきっかけともなったのだろう、最終的にこうなった。
市民からの申し入れだとダメだけど、議員からならそれを聞き入れる。
もしそうだとしたら、それ自体が、もはや市民目線じゃないと思う。
残念ながら、よくあることのように思えるのだけど。
だから、私たちが市民目線で、逐一、やいやい言うしかないのだ。
堺市議会議員  ふちがみ猛志
意見・提案