岐阜市の中央図書館も入る複合施設、「岐阜メディアコスモス みんなの森」を視察しました。
私もこれまでいくつかの魅力的な図書館を見てきましたが、間違いなくここは、
三本の指に入る!!
と感じました。
と思うようなエスカレーターを上がると、
特徴的な天井は、岐阜産の檜を使ったもので、木の香りがなんとも言えません。
ここでは「グローブ」と呼ばれている、天井から吊るされた傘(?)が、それぞれのコーナーを案内しています。
なかなか写真では伝わらないかもしれませんが、ビックリするほどお洒落で、広々した空間です。
こうして、約80m四方はあろうかという空間には、壁がなく、また書架も低く、実に広々として開放感があります。
ほか、岐阜城(写真中央の山の上)を眺められるテラス席や、
ハード面だけで言えば、これまで見た中で一番かもしれません。
ちょっと気になったのが、職員の正規雇用率が低いこと。
そして、年間の資料代予算が少ないこと。
それでも、これだけ魅力的なハードの中にいると、職員さんも創意工夫のし甲斐があるのでしょう。
先ほどの書架の間の飾り付けだけではなく、
魅力的なコーナー、企画がたくさんありました!
もう一つ印象的だったのが、市民交流センターとの併設です。
お互いの来館者が行き来し、顧客を拡大していくために、施設の複合化にはそれなりのメリットがあります。
美術館や、博物館、公文書館など、図書館との併設には色々な組み合わせが考えられますが、市民交流センターもアリだと感じました。
もともと図書館には、こういう市民活動を支える機能が求められていますから。
堺市で言えば、総合福祉会館との併設となるでしょう。
あの建物も、築40年ほどになります。
周辺には築40年以上の施設が多くあります。
堺東の官庁街の再編・再開発の中で、中央図書館の移設を考えるのも、おもしろいかもしれません。
堺市議会議員 ふちがみ猛志