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市民に見せたくないチラシ?

本日、議会力向上会議が開催され、私が以前から提案してきた2つの議題の方向性が決しました。

 

議会力向上会議とは、その名の通りなのですが、議会力アップを目的に、議会や、議員活動に関連するルール等について、様々議論する場です。

 

1つは実現に向けて前進し、1つは実現しなさそうな気配となりました。

その2つについて、2回のブログで書かせてもらいます。

 

まずは、実現しなさそうな気配となったものから。

それは、「中央図書館での議会活動報告チラシの収集・配架」です。

「え!?図書館に議員のチラシを??」と違和感を覚える方もいらっしゃることでしょうが、決しておかしな話ではありません。

 

図書館には「地域資料」を収集するという任務があり、堺市の図書館のホームページにも「損なうことなく永年保存しなければなりません」とあります。また、その「地域資料」の定義として、

 

『地域社会の歴史、文化、行政、市民生活などあらゆる分野に関する資料、及びその地域で作成、発行された資料』

と書かれてあります。

 

私たちの議会活動報告チラシは、「その地域(堺市)で作成、発行された資料」ですし、「行政に関する資料」ですから、地域資料に該当するのは間違いありません。このことは中央図書館も認めています。ですから、中央図書館には「損なうことなく永年保存する」という務めがあるのです。

 

図書館という行政機関で政治的なものは・・、というご意見があるかもしれませんが、政治家の著作物や、各政党の機関紙、また公明新聞や赤旗のようなそれに類するものも、図書館では収集・配架されています。

 

また、これは「図書館の義務」に加えて、「市民の権利」でもあるのです。

市民には、議員活動について「知る権利」があります。

 

私たち議員は、市民の税金を預かり、その使いみちについて様々な議論、活動をしています。

その報告チラシの作成・配布費用にも、一定の税(政務活動費)が投じられています。それを認めているのは、まさに市民の「知る権利」に応えるためです。

とは言え、政務活動費にも、そして我々の資力、労力にも限界があります。だから、自分の支持者に限って配布する議員もいれば、自分の「地元地域」に限定している議員もいます。

私はかなり広範に配布しており、駅頭配布に加え、ポスティングで全戸配布していますが、それでも選出区である堺区だけです(ご希望の方には、区外、市外にもお届けしています)。

区外の方であっても、少なくとも堺市民の方には、堺市議会議員である私の活動を「知る権利」があります。しかし、権利はあれど、私たち議員にも限界がある、という現実…。

 

そこで!「中央図書館での収集・配架すべき」と提案することになったのです。

 

実はこのことは、議員になった2年目くらいだったと思いますが、千葉県の浦安市の中央図書館に視察に行ったとき、そのような取り組みをしていることを知り、感銘を受けて「ぜひ堺でも」と思うのようになったのです。

「地域資料」のコーナーの一部に、現職全議員1人ひとりのファイルが作られ、そこにストックされていました。

こうしていると、それぞれの議員の活動が一目瞭然に比較できます。チラシの多い、少ないもそうですが、議員がどこに関心を持っているのか、どういうことを市民に伝えようとしているのかが、すぐにわかるのです。

 

「議員なんて誰を選んでも一緒」

こんな声をよく耳にします。

 

いえいえ、そんなことは決してありません。一度、それぞれのチラシを横に並べて比較してください。

「誰がいい」とまではいかなくとも、少なくとも「違いがあること」は感じてもらえると思います…

 

と言いたいところですが、市民からすれば、そのチラシをすべて集めることなど、簡単にできはしないのです。

 

「議員なんて選挙前しか活動しない」

 

いえいえ、普段から活動していますよ。ちゃんとチラシで報告しているじゃないですか…

 

と言いたいところですが、こちらにとってもすべての市民にお届けするのは物理的にも不可能でありますし、いくらSNSで発信しても、これまた限界があります。

 

だからこそ、図書館です。

市民が見ようと思えば見られる。比較しようと思えば簡単に比較できる。

このことは、健全な選挙・民主主義の醸成にも資するものですし、議員に緊張感と切磋琢磨を生むきっかけにもなるはずです。

 

図書館は義務を果たせる。

市民は「知る権利」の保障に繋がる。

議員は市民に知ってもらえるチャンネルが増える。

まさに三方よしで、否定する理由などどこにも存在しないだろうと思い、議会力向上会議に提案したのですが・・・・、

 

残念ながら、維新と公明の反対で実現しませんでした。(今日の時点では)

議会力向上会議では、自民党の委員も、共産党の委員も、非所属の委員も、「当然のこと」として賛成してくれたのですが、両会派の反対の理由は最後までよくわからず、「必要ない」との返事でした。

 

自身が発行しているチラシを、まさか市民に見せたくないのでしょうか。では、なんのためのチラシなんでしょうか。そのチラシの作成費にも、市民の税金が投じられているのですが・・。

 

私にとっては極めて不可解な「反対」であり、心底残念でしたが、それにめげず、私は私でより広範な方々に、活動をお見せするための努力を続けるのみです。

 

さて、しかし今日は、前に進んだ提案もありました。

それは次のブログにて。

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

意見・提案