NOWLOADING

平成29年度予算best5

平成29年度予算(来月4月から動く予算)が、この議会で審議されています。

 

私の出番は、3月7日の大綱質疑、3月17日の健康福祉委員会で、おそらく終了です。

 

明日21日の健康福祉委員会2日目、23・24日の予算審査特別委員会、30日の本会議は、聞く側にまわって、しっかり勉強したいと思います。

 

さて、その平成29年度予算ですが、新規事業がたくさん盛り込まれており、私にとっても非常にうれしい予算がありました。

そんな、『私にとっての』best5を紹介したいと思います。

私が議員として、「嬉しかったもの」「思い入れのあるもの」「印象的なもの」などです。

 

なお、本日3月20日時点では、予算が可決されておりませんが、「それが可決されたら」という前提で、記載したいと思います。

 

 

■第5位!

「学童保育 年末年始休暇・夏季休暇を短縮」

 

年末年始は12/28~1/5、お盆は8/12~16だった、学童保育のお休み。

とりわけ、12/28や、1/4、5などは、「まだ仕事」「もう仕事はじめ」という方も多く、「どこに子どもを預けたらいいの?」という声が、幾度となく寄せられ、私も改善を訴えていました。

 

その休みが、年末年始は12/29~1/3、お盆休みは「なし」になりました。

わずか、数日のことかもしれませんが、毎年毎年、共働き世帯を困らせてきた問題が、一つ解決しました!

 

 

■第4位!

「第三子の保育料無償化 全年齢に対象拡充」

 

今年度始まった、堺の多子家庭支援「第三子の保育料無償化」。

今年度は対象が0~2歳だったのが、来年度から0~5歳に拡充されます!

 

昨年度の議会で、私と、先輩の木畑議員とで訴えた「多子家庭支援」。

それが今年度、0~2歳でスタートし、さらに、会派の枠を超えて多くの議員が拡充を訴え、この来年度予算で完全無償化となりました。

 

「本当は3人ほしいけど、2人であきらめる」という夫婦は、たくさんいらっしゃいます。

そして、その理由の約7割が経済的理由です。

「ほしいと思える子どもを、産み育てられる」、そんな社会に向けた、重要な施策です。

 

 

■第3位!

「鉄砲鍛冶屋敷及び周辺地域の整備」

 

「鉄砲」で全国的に有名な堺も、それをしっかりPRできていたかと言えば、それは「No」。

 

このたび、鉄砲鍛冶屋敷で多くの古文書が見つかり、これまで「鉄砲史の空白期間」だった江戸時代にも、堺で鉄砲が着実に生産され続けていたことが明らかになりました。

観光面でのPRだけでなく、この貴重な歴史を継承していくため、鉄砲鍛冶屋敷の整備と、それに合わせた周辺の街並みの整備の予算が計上されました。

地元住民として、観光に思い入れのある議員として、非常にうれしく思います。

会派の重点要望に盛り込んだ甲斐がありました!

 

今後は、「周辺の街並み整備」の中身を問うていきたと思います。

一区画を完全に町家にしていくこと、路面の美装化、電柱の地中埋設を、強く求めていきます。

 

 

■第2位!

「訪問型病児保育」

 

これまで、5か所の施設を整備してきた、堺市の病児・病後児保育。

 

それでも、これ以上の施設整備は非常に困難で、また、仮に1か所、2か所と追加整備できたとしても、広い堺市はカバーしきれません。

そこで私がしつこく訴え続けてきたのが、訪問型病児保育です。

 

当初は、当局も「考えていない」というような答弁でしたが、しつこく、しつこく訴え、平場でもさんざん議論をし、「こういう形ならどうか」と提案し、、、ようやく実現!

 

たくさんの壁があったことは、よくよく承知しています。

ここまでこぎつけてくれた担当課の皆さんに、感謝、感謝です!

 

 

■第1位!

「医療的ケア児のための小規模保育」

 

「たん吸引」や、「経管栄養注入」といった、医療的ケアが必要な子どもの預け先は、決して多くはありません。

 

現在、公立保育所がその受け皿となっているものの、重度の障害を抱える子どもにとっては、大きな集団の中で保育を受けるのは、さまざまな感染のリスクも高く、保育を諦める保護者も少なくありません。

そこで、堺市がこれから始めるのが、医療的ケア児のための小規模保育。

送迎付きで、看護師・保育士の追加配置もあり、医療的ケア児にとって、貴重な居場所となるはずです。

 

今回は、特に「子育て」関係で様々な新規事業があります。

予算規模でも、恩恵を受ける人数でも、もっと大きな事業がたくさんあります。

しかし、こうした「これまで日の当たらなかったところに、光を当てる」、そんな事業こそ、私は大事だと思うのです。

 

市民受けする、多くの人が求める予算。

それも大事です。

しかし、それを思いつくのは簡単ですし、賛同を得るのも簡単です(比較すれば)。

 

そうではなく、例え少なくとも、本当に困った人に手を差し伸べる予算。

こういう予算こそ、私たちはしっかりと評価しなければならないと思います。

 

こんな思いから、この「医療的ケア児のための小規模保育」を、第一位に選びました!!!

 

 

 

 

なお、これらの他にも、たくさんの新事業があります。

子育てだけでなく、高齢者福祉、障害者福祉、教育、まちづくり、産業振興、文化振興、色々あります。

それらがしっかりと執行され、市民のために活かされるよう、厳しくチェックしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

堺市議会議員  ふちがみ猛志

意見・提案