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府知事選挙が始まりました

こんにちは。堺市議会議員(堺区)のふちがみ猛志です。

 

大阪府知事選挙が始まりました。

下馬評では、現職の吉村知事が圧倒的に優位に立っていると言われていますし、私もそれが現実だろうと思います。全国の知事、市長を見渡しても、これほどまでに支持率が高い人も珍しいでしょう。

ただ、少し立ち止まってほしいのは、単に「よくテレビで見る」とか、「がんばってそう」とかではなく、ましてや「吉村さん、かっこいい」などではなく、政策でしっかり見てほしいということです。

 

府知事選挙の争点は?

今回の知事選挙の争点は二つ。

一つはコロナ対策の検証。もう一つが大阪IR・カジノの是非だと、私は思います。

少なくともこの3年間、最も大きな国民の関心事だったのがコロナ対策です。現職知事として、その対策がどうだったのかは十分に検証されなければなりませんし、他の候補もそれを分析し、今後の大阪の危機管理や保健衛生行政について、提言していかねばなりません。

 

また、大阪IR・カジノは一度できてしまえば、65年間もこの大阪にあり続けることになっています。賛成派は「大阪の起爆剤」と期待し、反対派は「負の遺産」になると危惧しています。どちらの立場も、「大阪に大きな影響のある事業」だと認めているんですよね。だから、争点なのです。

中には、「すでに決まったことだから争点にならない」との意見もあるようですが、まだ国の認可はおりていませんし、後戻りできるタイミングです。巨額の公費負担や地盤の問題、コロナ後の集客予想等、今年になって次々と状況が変わり、そのことについて議会でまともに議論がされていません。そして何より、これらは4年前の選挙では明らかになっていなかったことばかりなのです。

 

不思議なねじれ現象

大阪府のコロナによる死者数、倒産件数は全国最悪です。

維新と吉村知事の一押しのカジノは、ほとんどの世論調査で過半数が反対しています。この二つの数字とは相反するかのような圧倒的な吉村人気。それはなぜなのでしょうか。私はこれが不思議でなりません。

結果は最悪でも、プロセスを評価する人もいるでしょう。いくらカジノに反対でも、それ以外の政策を支持している人もいるでしょう。でも、、、それにしても、です。それにしても。

 

議論が足りていない

ねじれ現象の原因は色々あるでしょう。

吉村知事のメディアへの過剰な露出、維新以外の勢力の非力さ、行政による知事を使った過剰な宣伝…、あれこれあるでしょう。

私は、上記の二つの争点について、本質的な議論がなされていないことだと思っています。

大阪のコロナ対策の検証についても、新たに表出しているカジノ計画の問題点についても、まだまだ議論が足りていません。少なくとも、府民に十分に伝わるだけの議論が、議会でも、メディアでもできていません。

 

選挙は議論の大事な機会

知事選は一昨日告示され、4月9日投開票です。運動期間は、実に17日間にも及びます。まだ3日目です。

これから様々な媒体で報道が続くことでしょう。「どうせ吉村さん」ではなく、一度フラットに情報を集め、しっかり考える機会にして頂けたらと思います。

私も府民であるものの、この統一地方選においては、皆さんに訴える立場にもなる予定です。ですから、皆さんによりわかりやすく、しかし粗雑ではない、丁寧な情報発信に努めたいと思います。

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

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