NOWLOADING

残念な最終日① ~個人情報流出事件~

昨日は、11月定例会の最終日でした。

{DFA5535D-9D05-4C5A-BBAC-E3A80D194D30:01}

 

最終日といえば、ほとんどの審議は終わっているのでサラリと終わることが多いのですが、、、

今回は色々とありました。
それも、残念なことが。

それを三つに分けて、ブログに書きます。

まず一つ目は、個人情報の流出事件です。

9月7日に、堺市の元職員による個人情報の流出事件が明らかになりました。
その時点では、いくつかの団体の名簿などの流出が明らかになっておりましたが、「他にも流出していないのか」「当該職員が持ち出した、有権者データは大丈夫か」という主旨の質疑を、私たちの会派の山口議員が指摘をしていました。

当該職員は、問題発覚後、パソコンを初期化するなどの隠ぺい工作を行ったため、データの解析に時間を要していましたが、それが12月14日、68万人(堺市の全有権者)の個人情報が流出していたことが明らかになったのです。

それにより、昨日の最終日は、冒頭に理事者全員が起立し、市長が謝罪するところから始まる、異例の事態となりました。

自治体において、過去最大規模の流出事件であり、残念でなりませんし、市の管理体制の不備や、今後の再発防止については、私も議会人として、厳しく追及していきます。

とりあえず、ご存じない方のためにも、簡単にまとめます。

【今、わかっていること(の一部)】
①68万人の個人情報(氏名、住所、生年月日)が、一時ネット上に公開された
②それにアクセスしたのは一人で、ダウンロードした可能性あり
③その一人が、情報をさらに展開した(二次被害の)形跡は、今のところない
④①は市職員が無断で職場から持ち出したもので、懲戒処分となった

【ただし】
③二次被害の有無については今後も厳しいチェックが必要
④市職員が「上司の許可を得ていた」と証言を変えており、さらなる確認が必要

【今後に向け】
1. 何よりも二次被害の防止に向け、②の人物への誠実な対応を続けること
2. 万一、二次被害が発生した場合の対応策を準備しておくこと
3. ④に関する再調査を行い、処分の妥当性を再検証すること
4. ハード、ソフト両面での再発防止策、更なる情報管理強化策を打ち出し、実践すること
5. 専門家による第三者委員会を立ち上げ、過去の経緯も含め、市の対応の妥当性を検証し、公表すること

以上を求めていかなければなりません。

その場としては、総務財政委員会の閉会中審査が決まっております。
私は委員ではありませんが、私の会派の団長である、吉川守議員が同委員会の委員長であり、また同じく幹事長の山口典子議員が委員です。
山口議員は、この問題が9月に発覚して、即、総務財政員会で取り上げ、追及した経過もあります。

間接的にではありますが、会派内で情報共有し、当然、総務財政委員会をしっかり傍聴し、この問題にかかわっていきたいと思います。

なお、のちほどブログに書きますが、私は百条委員会の委員に選出されましたので、そちらに相当なパワーを注いでいくことになりそうです。

 

 

 

堺市議会議員  ふちがみ猛志

意見・提案