災害に備えて議会も準備を
本日午前、堺市議会の議会力向上会議のワーキングチームで、災害発生時における議会運営マニュアルについて議論をしました。
大災害が起こった際に、議会がどう動くべきなのか、これまで取り決めがありませんでした。
事務局と議員との連絡手段は?
議場が使用不能になったら、どこで議会を開くの?
災害時に集めた情報はどのように集約するの?
などなどと、決めなければならないことがたくさんあります。
そんなこと、いちいち決めなければならないの!??
と思われる方も少なくないと思いますし、私も初めてこの話を聞いた瞬間は、そのようにも思いました。
しかし、東日本大震災でも、震災発生後に行政が大混乱している中、議員は議員で地元の状況を見聞きし、何とかしようと行政に逐一働きかけたりして、それが五月雨に行き交い、行政サイドを一層混乱させたりもしたそうです。
では、何もしなければいいのかと言えば、やはり平時と同様に、私たち議員を頼りにされる市民もいらっしゃるはずですし、それを集約しつつ、決して行政の邪魔をせず、効果的・効率的に伝えていく方法を考えねばなりません。
また、議会閉会中であれば、市長の専決で予算が執行できるのですが、開会期間中に災害が発生すれば、議会がちゃんと予算を議決しない限り、予算が執行できないのです。大災害が起こっているのに、予算がないから動けないなんて、シャレになりません。
災害が起こらないことを祈るばかりですが、万一起こったとしても、その被害を最小限に食い止める。そのためにも、行政サイドにばかり求めるのではなく、私たち議会サイドもしっかりと備えておかなければなりません。
ワーキングチームは秋にかけて断続的に活動し、年内の完成を目指しています。
堺市議会議員 ふちがみ猛志