美味しんぼ騒動
人気漫画「美味しんぼ」で、福島第一原発を訪問した主人公が鼻血を出して…、という話。
さらには、震災がれきを焼却した大阪市の焼却場近辺でも、体調不良が相次いでいるという話。
政府、福島県、大阪府・市などは、美味しんぼと出版元の小学館を批判している。
とりあえず福島の話は置いといて、大阪の話を。(私は大阪で政治に携わろうとする者だから)
まず、私は専門家じゃないから、こんなことを言うのはよくないかもしれないけど、
素人の直感として、大阪で焼却したガレキは岩手のものであって、かつ焼却後も放射能レベルが上がってないことから、、、
焼却による放射能の「直接的」健康被害は、あり得ないんじゃないかな、と思っている。
しかし!!
科学的にもあまりにわからないことが多い、放射能と健康の問題。
そんな放射性物質が近くで飛散しいるんじゃないか??
と思うことで、
不安になり、精神的に疲労し、それが体調不良、倦怠感、鼻血などに繋がることは、いくらでもあると思う。
これは、「よくわからない」という放射能の特性ゆえであり、
これもまた、放射能の「間接的」被害なんだと思う。
本当はそういう被害、想定される市民の精神的なダメージも考慮し、丁寧に丁寧に説明しなければならなかったのに、「痛みを分かち合う」みたいな大義名分で押し通してしまった大阪市の責任は重いと思う。
大阪市がもっと丁寧にやっていれば、私の言うところの「間接的被害」はもっともっと少なかったはず。
※そもそも私はガレキ焼却は健康云々以前に、広域焼却は不要。それは利権でしかないと思っており、反対だった。
科学的に被害を証明できないから、「大丈夫」という立場を取るのか、
科学的に大丈夫と証明できないから、「ひょっとしたら」という立場を取るのか、
あまりにわけのわからない放射能のことだからこそ、私は、行政は後者の立場であってほしいと思う。
そんな目線で政治に携わりたい。
※私は大阪における直接的被害を完全に否定するつもりはない。本ブログでは、たとえ直接的被害がなくとも間接的被害があるはずで、そんなものにも心を配れる行政であるべきだと言いたい。あしからず。
ふちがみ猛志