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訪問型病児保育がいよいよスタート!

堺市でいよいよ訪問型の病児保育が始まります。

 

実際のサービスは3月1日スタートを予定しておりますが、事前の会員登録も必要ですので、すでにホームページがオープンし、「堺市訪問型病児保育センター」として、問い合わせ対応や、会員登録のための講習の受付、サポート会員の募集などの活動が始まっています(講習は1月から)。

 

堺市訪問型病児保育センターホームページ

 

 

この「訪問型」の病児保育に関しては、私が当選して以来、実現に向けて粘り強く当局にかけあってきたものでもあり、まさに感無量です。

 

ぜひ、多くの子育て世帯に、このサービスを利用し、子育てと仕事との両立の一助として頂きたく思います。

 

 

 

堺市はこれまでに5カ所の「施設型」病児保育を整備してきましたが、小児科医の負担が大きい施設型は、増やすにも限界があります。またそれなりに増やしたとしても、例えば自家用車のない家庭などでは、子どもを送り届けられないケースもあります。

 

そこで実現を求めてきたのが、保育スタッフが自宅まで来てくれる、「訪問型」の病児保育です。

 

 

しかし、これには小児科医さんの中でも、根強い懸念の声があったと聞いています。

 

「小児科医や看護師がすぐそばにいない自宅で、病児の体調が急変したらどうするんだ!」という意見が、その主だったもので、医師としては最もな心配と言えるでしょう。

 

 

私が議員になった2年半前は、まだこうした意見が強かったようで、私が早速議会で取り上げようとしたところ「小児科医さんの間で理解が広まるまで(その材料が揃うまで)、もう少し待ってほしい」「いま波風を立たせると、急いては事を仕損じます」と、当局から諌められたものでした。

 

私はその反応に「事なかれ主義か!」と内心不満でしたが(実は!)、いま思えば、そんな私をヨソに、水面下で小児科医さんなどの関係者に、当局が粘り強く折衝してくれていたのだと思います。医療のプロに納得してもらうには、他市の事例も踏まえた、スタッフの十分な研修プログラムの整備などが必要でした。そうした努力が功を奏したのでしょう。

 

そして機が熟しつつあった昨年度の5月議会、当局担当者とも十二分に議論し、ようやく公式の場で、実現に向けて「ファミサポ事業を転用しては」と具体的に提案したのでした。

 

 

私がこれで実感したのは、

 

なんでもかんでも公式の場で叫べばいいってもんでもないなぁ、

 

ということと、

 

当局との平場での議論の大事さ、意識合わせの大事さ

 

です。

 

 

 

新人で何も知らない私に、それを教えてくれて(意図したかどうかはさておき)、そして、施策の実現に向けて努力を重ねてくれていた、当時の担当者には感謝しているところです。

 

 

いずれにせよ、

 

この事業がしっかりと軌道に乗るように、これからもチェックしていきたいと思いますし、この経験を活かして、次なる施策の実現を目指して参ります。

 

 

 

 

堺市議会議員  ふちがみ猛志

意見・提案