貧困の連鎖
NHKスペシャル、「子どもの貧困」「貧困の連鎖」の特集を見る。
私が政治の世界に足を踏み入れたのは、小さな頃からの思いだったのだが、現にそれができたのは、31才の時、国会議員政策担当秘書の資格試験に通ったから。
今でこそ、職を投げうって、選挙に向けた一年間に及ぶ政治活動に入ってるわけだが、、、
当時はサラリーマンで、第一子出産の予定もあり、そんな中、未知の政治の世界に飛び込めたのは、やはりこの資格があったればこそだった。
その資格試験の論文テーマが、この「子どもの貧困」で、その解決に向け政策提言せよ、というものだった。
だから、このテーマは、私の政治家としての原点の一つのようにも感じている。
私はこの時、「教育クーポン」について書いた。
当時、民主党が政権交代を目指し、あれこれ政策提言していたが、その目玉が子ども手当だった。
私は資格試験の論文において、使い道を教育分野(学費・塾代等)に限定してクーポンとして支給すべきと。
所詮はいきなり提示されたテーマに対して書いた論文だから、精緻な設計をしていたわけではないが、今でも方向性は間違ってないと思っている。
貧困の連鎖を断ち切るのは、教育だということ。
どんな家庭に育とうが、手厚い教育が保証されるべきだということ。
その上で、国や自治体がやるべきことは多い。
今日の番組では、14才のネットカフェ難民、親子揃ってネットカフェ難民、という人が紹介されていた。
こういった悲劇を前に、教育政策として、まず最初に「教員のしめつけ」や、「教育経験のない人をトップに据える公募校長」なんかが先に出てくることに、違和感を禁じ得ない。
まずはそんなことより、いかにして、全ての子どもたちに教育を受けさせるかだと思う。
私自身が不勉強なので、今日の時点で細かには書かないが、この教育クーポン(バウチャー)、及び貧困の子どもが手厚い教育を受けられる制度を勉強し、近いうちにしっかりと政策提言したいと思う。
ふちがみ猛志