11月定例会閉会
明日、11月定例会が閉会します。
(11月に始まったので、11月定例会です)
私は今回、大綱質疑に立ちましたし、委員会質疑を含めて、かなり多くの質疑をすることができました。
大綱質疑は、他の会派の新人だと、3〜4回に1回くらいしかまわってこないところ、私はこれまで2回に1回のペースでやらせてもらってるので、そこは先輩方に感謝です。
さて、そんな11月定例会の、私の質疑をダイジェストで、報告します。
全部書くと大変な量になるので、「要するに」という、結論部分を簡単に書き記します。
人口誘導戦略について
・施策の充実は進んでいるが、政策立案にあたってのマーケティング機能が弱い
・市外在住者に堺市の施策を知ってこそ、人口誘導に繋がるが、市外への発信ができていない
・マーケティング部隊、政策プロモーション部隊を設置すべき
まちなみ再生について
・旧市街地の町家の修景事業において、道路の美装化や、無電柱化を検討すべき。
※詳細は過去のブログを参照ください。
国際化推進計画について
・堺市の都市交流を、新規に増やす予定があるが、歴史的な交流を考慮したものにすべき(南蛮貿易を考慮してポルトガルやオランダ、古墳時代からの交流を考慮して韓国など)
・小学校の英語教育の強化が位置付けられているが、英語の免許を持たない小学校の教師が担っている。英語の専門教師の増員を図るべき。
地域包括ケアシステムについて
・高齢者の日常生活圏域を「中学校2校区分」と想定しているが、あまりに広い。せめて、1校区。できれば小学校1校区とすべき。
・地域包括ケアシステムの概念は、子育て、障害者福祉、生活保護行政にも通じる。部局間連携を強化し、それぞれで地域ネットワークの構築に努めるべき
子育て支援の基本方針について
・多子家庭支援の対象年齢を引き上げるべき
・男性の育児参加と、出生率向上は相関関係にあり、経済支援だけでなく、男性の育児参加推進を、さらに強化すべき
予防医療について
・堺市は、検診の受診率が他市に比べあまりに低く問題あり
・検診予約の一括窓口を作るべき(現在は、受診者があちらこちらの医療機関にかけてまわる)
歯科口腔保健計画について
・五カ年計画の中間検証を求めたが、データが取れない項目が複数あり
・中間検証をすることを想定せずに立てた計画であり、非常に問題。行政にありがちな「作っておしまい」の計画と言われても仕方なく、次回以降、検証可能で実効性のある計画を立てるよう指摘
その他、病児病後児保育の充実、保育士確保のための独自策の実施、医療的ケアが必要な児童の保育の確保などを取り上げました。
議会終了後、印象的なことがありました。
「無電柱化」については、トイレで他会派のベテラン議員が「ほんまにそうやよなぁ。無電柱化議員連盟でも作ろうか」と声をかけてくれました。
とりわけ地方議会においては、「政党の違いよりも、議員個人個人の違いの方が大きい」と、私は思ってきました。
政党によって、「右か左か」「維新か反維新か」「改革か後退か」みたいにして対立を作るのではなく、テーマごとに、考えの近い議員同士が、党派を超えて連携すればいいと、私は思うのです。
だから、私の無電柱化の質疑に、こうして他会派の議員が共感し、(立ち話のレベルかもしれませんが)協力をしようと声をかけてくださったのは、非常に嬉しく、「地方議会はこうでないと!」と思ったのでした。
次の質疑の機会は、来年2月2日の、都市活力再生創出調査特別委員会です。
堺東の活性化が主テーマなので、いまから気合いが入ります!
堺市議会議員 ふちがみ猛志