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猫のえさやりはどうあるべきか

猫のえさやりが、よく問題になっている。

本日も一件、相談を受けた。
近所の人がえさをやり、町内に野良猫が十数匹はいる。
毎日、庭に来て糞尿をする。
車の上に登ってキズをつける。
盛りの季節はうるさい。
屋根裏に入り込んで、子猫を産む。
猫アレルギーで高熱が出た。
等々。
大変な迷惑を被っていらっしゃる。
猫が敷地に入らぬよう、進入防止のグッズをあれこれ買って、金銭的負担もかなり大きい。
大変難しい問題だなあと思う。
こうした被害に遭われてる方には、本当に同情する。
しかし一方で、「えさやり禁止条例」みたいなもので罰則を作るというのも、 動物愛護の観点から違和感があり、実効性の観点から疑問がある。
何より、なんでもかんでも罰則で規制していくということに、抵抗感がある。
迷惑のかからない範囲でのえさやりをし、それが日々の楽しみになっている高齢者の方もいる。
なんとか、そういう野良猫(地域猫)との共生の道は探られないだろうか。
少なくとも、えさやりをする方には、
・えさを長時間放置しない
・糞尿の場所を設置する
・えさやりの対象を少数にとどめる
・避妊、不妊手術をする
といったマナーを求めたい。
こうしたマナーの指導・啓発や、助成(避妊手術代など)を通じて、動物愛護と迷惑防止の両立の道を、まずは探りたいと思う。
なお、堺市では、野良猫の避妊・不妊手術には、最大で8千円の助成があります(一定の条件あり)。
私自身、確固たる意見が纏まっていないので、とりあえずいまのところは、これくらいで。
うーん、難しい。
堺市議会議員  ふちがみ猛志
意見・提案