解散風
解散風が急に吹き始めた。
解散する、する、する、
と言って、なかなかしないのが、衆議院の解散。
どうも今度はほんとに解散しそうな勢いで、一応この世界の住人で、かつては国会議員秘書をしていた私も、驚いている。
それにしても今回の解散、
よくわからないのが解散をする理由。
もちろん解散は総理の専権事項だから、総理が決めればいい。
ただし、有権者の側からすれば、基本的には任期四年を託すつもりで投票しているのだから、それを、その半分にも満たない期間で「また選挙」と言われても、違和感を覚えるわけだ。
当然、選挙には莫大なお金がかかる。
八百億円とも言われている。
もちろん、それだけではなく、国政は一定期間停滞する。
そこまでして、聞こえてくる解散の理由。
今ならまだ勝てるから。
引っ張ればもっと経済が失速しそうだから。
人気が衰えそうだから。
野党の選挙準備ができていないから。
第三極が形成できていないから。
はあ~~???
というかんじである。
そもそも、衆議院に解散を行政の長が決められるのか?
三権分立のチェック&バランス。
どこかが暴走しないようにするため。
つまりは国民のため。
これは明らかに暴走。
国民不在。
いつからだろうか。
こうして選挙が、国民・市民のためではなく、政治家の都合によって行われるようになったのは。
国政だけではなく、地方でもそう。
大阪でも、またぞろ不穏な選挙や、民意という言葉を借りた政局が始まっている。
そんなことに明け暮れてないで、とっとと国民・市民のために働いてよ!!!
ふちがみ猛志