子ども会でも対外試合がOKに
小学校の運動場や体育館の地域への開放について、これまではコロナの影響で「対外試合NG」でしたが、このほど「対外試合OK」になりました。一定の条件付きですが。
今年度はコロナ禍で子ども会のソフトボール・ポートボール・綱引きの中央大会(堺市全体での大会)が中止となりました。規模の大きい大会なので、仕方ないと思います。
これに対し、地域の子ども会からは「せめて代わりに近隣の小学校の子ども会と、独自の引退試合をしたい」という声が上がり、私のもとにも相談が寄せられました。
しかし、そこに立ちふさがったのが、小学校の運動場は「対外試合NG」という壁でした。
調べると、すでに中学校では7月11日から部活動での対外試合が解禁されていました。
しかし、子ども会では(正確に言えば、小学校の校庭利用に関しては)、9月半ばになっても「対外試合NG」の状態が続いていたのです。
この違いは、いったい何のでしょうか?
そんな思いで9月23日の文教委員会でそのことを質疑すると通告し、準備を着々と進めていきました。
聞けば、中学校の部活動の教育的意義も、小学校の子ども会の教育的意義も大差はなく、
中学生と小学生で感染リスクに差があるという話もありません。
なのに、中学校ではOKの対外試合が、小学校ではNG・・・。
解せない質疑をすることになるのかな・・・、回答次第では穏やかな私(笑)が声を荒げてしまうのかも・・と心配しながら準備をしていたわけですが…、
先週末、そんな私にタイミングよく、吉報が届きました。
「中学校の部活動と同様に、小学校の校庭開放でも、条件付きで対外試合OK」に。
この吉報は、先週金曜日の正式決定を経て、今週には各校の子ども会にも届くことになろうかと思います。
結果として、私はこの件を委員会で取り上げる必要がなくなりました。
委員会で取り上げようとしたことと、急転直下(にも見えた)の決定との因果関係はよくわかりませんし、たまたまタイミングが合っただけだとも聞いていますが、こんなことならば、もっと早く決めてくれていたらよかったのに・・、と思ったりもした私でした。
中学校との対応の差があったこの2か月強は、いったい何だったんでしょうかね。
いずれにせよ、対外試合がOKになったのは喜ばしいことです。(正確に言えば、中学校との間に不可解な対応の差がなくなったことが、喜ばしいです)
子ども会ごとに対応が分かれるかもしれませんが、もし子どもたちが「ぜひ!」と思っているのであれば、感染対策を十二分に取って頂いた上で、思い出に残る試合・大会を、各地域で独自に企画してやって頂ければと思います。
保護者・指導者の皆様方、どうぞよろしくお願いします。
堺市議会議員ふちがみ猛志