「ありがとう」ではなく
「ありがとうございました!」
ではなかった。
「一緒にがんばりましょう!!」
だった。寄附をしてみたら。
お相手は、「国境なき医師団」。
(駅前で寄附を募っていた、そのスタッフ)
「支える、支えられる」の関係ではなく、
「共に活動をしていく仲間」と捉えて、そうしているらしい。
へえ~。
と思った。
この考え方の背景には、当然、自分たちの活動が極めて公益性が高く、いまの世界に必要不可欠なものなんだという、自負、誇りがあるんだろう。
寄附は私たちのためじゃない、世界の人たちのためなんだ、という。
そんな思い。
翻って、私。
おかげ様で、(国境なき医師団とは比較にならないけど)私もたくさんの方々から、たくさんのご寄附を頂いている。
もちろん、「ありがとうございます!」と言う。
(これは議員であり続ける限り、変わることはない)
それに加えて、果たして、「一緒に頑張りましょう!」と言えるか、どうか。
私の議員としての仕事が、「この町のためになることなんだ」という、もっと強い自負があれば、
「あなたの寄附は、私(ふちがみ)のためではなく、私の活動を通じて、この町のためになるんですよ!」というくらいの自信があれば、
言えるのかもしれない。
「だから、あなたは、立場は違えど、共にこの町をよくする仲間です」
「一緒に頑張りましょう!」
と。
いっぺん、言ってみたいな。
でも、それにはまだまだ早い。
早すぎる。
その自信がまだないことを私に気づかせた、国境なき医師団。
もっと、もっと精進せねば。
堺市議会議員 ふちがみ猛志