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ここが障碍者の就労支援施設?

「障碍者の就労支援施設」と聞くと、どのような場所を想像されますか?

私は勝手な偏見を持っていたのかもしれません。

 

昨日、貝塚市にある「森の小径(もりのこみち)」というレストランに行ってきました。

 

美味しいパスタやピザ、前菜、デザートに舌鼓を打ち、

薪ストーブで暖かい店内は実にオシャレです。

外には広々としたテラス席もあります。

デートや家族のちょっとしたイベントにもピッタリで、コロナ前には予約でいっぱいだったというのも頷けます。

 

そうです。このレストラン「森の小径」が障碍者の就労支援施設なのです

 

森の小径には、レストランの他、レストランで提供される農作物を作る農園や、乗馬クラブも併設されていて、それらすべてが就労支援施設になっているそうです。

障碍者の皆さんが、それぞれの特性、能力に応じて、それぞれの持ち場で作業をされています。

 

まだまだ健常者ほどにはなりませんが、ここの作業工賃は、一般の就労支援施設よりもはるかに高く、その点も大変驚きました。

 

経営者の方のお話が印象的でした。

 

障碍は人それぞれなのに、みなに同じことをしてもらおうとすると、どうしても「できることが少ない人」に合わせざるを得なくなる。これは悪しき平等主義。色んな仕事を、それぞれの能力に応じてやってもらうのがいい

 

とのことでした(注:私なりの要約です)。

 

その言葉通り、レストランで接客をされている方、バックヤードで仕込みを手伝っている方、(間接的に)馬のお世話をされている方、農作業をされている方、内職のような単純作業をされている方、それも少し大変そうにされている方、、、、色々な方がこの施設にはいて、多くの方の目が輝いているように見えました。

「障碍」は人によって千差万別。足りないところではなく、できることに目を向ける。そんな障碍者支援でありたいものです。

 

それでもなお、工賃の問題、住まいの問題、行政支援の在り方等々、様々な課題もお聞かせ頂きました。その点は今後の議会活動に活かしたいと思っています。

 

皆様も是非一度、「森の小径」に行ってみたください。

http://morinokomichi-restaurant.com/

きっと「就労支援施設」という言葉のイメージが、ガラリと変わると思いますよ。

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

意見・提案