この任期を振り返って
こんにちは。堺市議会議員(堺区)のふちがみ猛志です。
今任期最後の質疑
本日、堺市議会議員てしての2期目の任期の、最後の議会が終わりました。最終本会議は特に波乱もなく、粛々と終わった感がありましたが、それに先立つ今週月曜日は、健康福祉委員会での質疑でした。
それが私にとってこの2期目の最後の質疑でもあったため、2期目の取り組みをおさらいし、現時点でどこまで進んだのか、今後は市としてどう取り組むのかなど、確認していきました。
私が取り組んだこと
振り返ればこの2期目は、(82万堺市民からすれば)小さなことと思われるかもしれない、そんなことにも心を込めて取り組むことができました。
夜間中学校は在籍9年まで認められているのに、就学援助は6年間しか出ない。だから、7年目で「学び」をあきらめる人がいる。
そんな状況を知り、就学援助の延長を訴え、9年間支給されるようになりました。
原則18歳で児童養護施設を退所させられる人たちがいる。親もいない、あるいはまともに育ててもらえなかった人がその歳で独り立ちを迫られる・・。
そんな状況を知り、何らかの支援をと訴え、スーパー等から寄付された賞味期限の近い食料品を提供する、その支援対象に加えてもらいました。
常時看護が必要な医療的ケア児でも、地域の学校では看護支援が8:45~15:30しかつかない。登校は8:30、下校は15:45だから、最初と最後の空白の15分は、親が観なければならない。
そんな状況を知り、医療的ケア児支援法の理念に反することを認めさせ、来年度からこの空白の15分がなくなることになりました。
このほかにも、薬物依存症のことや、不登校のことなど、決して対象者が多くはない取り組みが、たくさんありました。
わずかな人のためではなく
これらの取り組みで恩恵を受ける人はわずかなのでしょうけど、そのわずかな人のために、いやそんなわずかな人を見捨てないことが、すべての堺市民のためにもなるんだ。そんな思いで頑張りました。
『誰一人取り残さない。』
最近よく使われる言葉ですが、それを現実のものとするのは簡単ではありません。
誰しもが、いつか、何らかの事情で、いきなり社会から取り残されてしまうことがあるかもしれません。誰一人取り残さないまちにしていくことは、「いま取り残されている誰か」のためだけではなく、「これから取り残されるかもしれない誰か」、つまり「すべての人」のためになるんだと、私は信じています。
これからもその姿勢で
2期8年が終わろうとしていますが、さらに私が議員活動を続けられるかどうかは、有権者の皆様のご判断次第です。
いずれにしましても、私はこれからも、「小さなことかもしれないが大事なこと」にしっかりと目を向け、取り組みたいと思っています。
それが、市民に一番近い、堺市議会議員としての使命だと思うからです。
本日で堺市議会も終わり、いよいよ戦闘モードです。
その中で、以上のような私なりの議員活動に対する思いを、丹念に皆様に伝えていきます。
どうか、この思いが伝わりますように。
堺市議会議員(堺区)ふちがみ猛志