すえむら資料館のその後
先のブログに書いた、すえむら資料館。
重要文化財の須恵器もあり、大変貴重な資料の数々。
同館の閉館が決まっているものの、貴重な資料については、埋蔵文化財センターで保管されることだけが決まっています(非公開)。
さて、その貴重な資料を、ずっと非公開にしておく手はないでしょう。
では、どうするか?
私は、やはり博物館と統合するのがいいと思っています。
現在の大仙公園内にある、堺市博物館も、遠からず老朽化による建て替えの時期が近づいてきます。
その際には、大阪女子大跡地へ移転するのが望ましいと考えます。
ここには、百舌鳥古墳群のガイダンス施設の建設が決まっていますが、それでもまだ3ha以上の土地があるし、同じく「歴史を知る施設」である博物館も、これに併設されてしかるべきだと思います。
現在の博物館には、古墳や鉄砲など、堺のものづくりに関する展示がありますが、その原点は須恵器。
だからこそ、これまですえむら資料館にあった重要文化財もまた、博物館に展示し、土器や陶器だけでなく、「堺のものづくり」の歴史の流れが、そこでわかるようにすれば、いいと思うのです。
改めて、すえむら資料館を作り直すのは大変。
よって、博物館にドッキング。
それが、私の考えです。
なお、この大阪女子大跡地については、博物館以上に建て替えが急がれる中央図書館も、ここに移設し、このゾーンを、「堺の知識と歴史のゾーン」にすべきだと思っていますし、それは以前、議会でも取り上げたところです。
ガイダンス施設で古墳の歴史を映像で知り、博物館で堺の歴史の全景を知り、そして関心のあることを図書館で調べる。
それらがいっぺんにできるゾーン。
いいんじゃないでしょうか?
堺市議会議員 ふちがみ猛志