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なり手不足はこの堺区にも

こんにちは。堺市議会議員(堺区)のふちがみ猛志です。

 

民主主義がピーーーンチ!

堺区がピーーーンチ!!!

です。

 

来る3月31日に告示される堺市議会議員選挙において、ここ堺区で出馬が見込まれる候補予定者が、現時点でまだ9人しかいないらしいのです。(あくまで伝聞ですが)

 

堺区の定数は9人です。

なので、もし本当に9人しか立候補しないとなると、無投票で全員が当選となってしまうのです。

「議員のなり手不足」と言えば、田舎の話と思われがちですが、政令市でそんなことなるとは、、、本当に深刻なことです。

 

私は、選挙の洗礼こそが、政治家を鍛える必須条件だと思っています。

また、投票率が低いとはいえ、市議選でも約50%です。半分の有権者が政治に関わるという、民主主義の重要な機会です。有権者もまた、投票を通じて主権者として鍛えられていくのだと思います。

その機会が失われるのだとすれば、大袈裟ではなく、民主主義の危機だと思います。

 

本当に、どなたか出馬されないものでしょうかね。

 

正直なところ、今から名乗りを上げたとて、少なくとも無所属で勝つのは、よほどの有名人でもない限り、不可能に近いでしょう(それでも4年後を見据えて挑戦されるならば、きっと4年後には有力候補となられることでしょうが)。ただし、政党公認、それも勢いのある政党での出馬ならば、まだまだ勝てる可能性はあります。

なので、想いのある方は、ぜひ挑戦してください!

なんてことを言うと、私はライバルの出現を望むことになりますから、奇異に感じられる方もいるかもしれません。

もし無投票になれば、落選のリスクはゼロですし、選挙中にかかる膨大な費用の幾ばくかはかからずに済みますし、9日間の選挙期間に汗水を垂らして走り回らなくていいですからね。

でも、無投票なんてまっぴらごめんなのです。

 

私は4年間、努力して活動してきた自負がありますし、それに対する評価を仰ぎたいと思っています。当落だけでなく、同じ当選でも得票数や順位という形で有権者の評価が可視化されることで、当選者一人ひとりの次への努力に繋がります。

※前回の選挙結果

 

もちろん、私にも落選、あるいは得票数が落ちるという、マイナスの評価が下されるかもしれません。しかし、それはそれで、私にとって大事な「反省」となるはずです。

 

それにしても、なぜこれほどの「なり手不足」になってしまったのでしょうか

理由はいくつもあるでしょうが、私は「身を切る改革」が、その一つだと思っています。

 

議員自らが、議員の報酬削減や定数削減を求める、身を切る改革。

私は「報酬が少ないからやりたくない」とか、「上げればなり手が増える」とか、報酬の多寡のことを言っているのではありません。

 

そもそも、当事者が自分の報酬を下げることを訴えるって、「自分の仕事(ぶり)には、報酬に見合う価値がない。」と言っているとの同じです。当事者が卑下するような仕事に、周りの人が魅力を感じるわけがありません。それが1つめです。

 

もう1つが、現に報酬を下げることで個々の議員の活動量が、定数を減らすことで議会全体の活動総量が低下し、市民から議員の活動が見えにくくなっていることです。そして見えにくいゆえに、魅力も伝わりにくくなっていることです。

 

私たちの報酬は、いわゆる「給料」というよりは、個人事業主の「売上」に近く、ここから活動にかかる「経費」を差し引き、生活費(給料)が残るイメージです。

よって、報酬(売上)が下がると、経費を抑えざるをえず、それは活動を減らすことに直結します。まあ、報酬が高かろうが低かろうが、たいして活動をしていない議員もたくさんいるんですが・・・、活動量の多い(経費を多くかけている)議員からすれば、切実な問題です。

 

報酬削減・定数削減による活動量の低下は、その後、、、

市民から見えにくくなる ⇒ 市民の政治不信 ⇒ 議会(議員)不要論 ⇒ さらなる身を切る改革 ⇒ さらなる活動量の低下 ⇒ さらに見えにくく

という負のループに陥ります。私は今まさにその最中にあるんじゃないかと思っています。

 

なり手不足解消の手立てとして、報酬引き上げや、厚生年金制度等々が挙げられており、それはそれで自治体によっては、一定の効果があるかもしれませんが、、

※共同通信ネットニュースより

 

何よりの対策は、

議員一人ひとりがちゃんと活動すること。

「あんな活動をしてみたい」と思ってもらえる活動をすること。

これに尽きるんだろうなと思います。(そんな活動をする上で、報酬削減や定数削減はよくないと思っています)

 

私のもとにも、最近、「議員になりたい」という方が2人来られました。うち1人は、私の活動にシンパシーを感じ、「なりたい」という話を私にしてくれたようです。すごく嬉しい出来事でした。こんな輪をもっともっと広げていけるように、、、頑張ります!

 

そして最後にもう一度、

どなたか堺区から堺市議会議員にぜひ挑戦を!

 

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

 

https://lin.ee/YdOYWqu

 

 

 

 

 

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