ふちがみ世界紀行ベトナム編
こんにちは。堺市議会議員(堺区)のふちがみ猛志です。
大学時代にバックパッカーとして各地を巡り、通算50か国以上を旅した私が書く、世界紀行シリーズですが、クロアチア、ドイツ、スペインと3つ書いて止まっていました。
この度、ベトナムを訪問しましたので、これを機会に大人気シリーズ(?)を再開したいと思います。
食べ物が最高!
まずベトナムと言えば「食」ですね。
フォー(ベトナム版のうどん?)や生春巻きが有名ではありますが、他にもおいしいものがいっぱいでした。
ブンチャー(魚介の入ったつけ麺)、
バインセオ(ベトナム版のオムレツ?)、
名前を忘れましたがエビ料理の数々、
これは鳥のモツがたっぷり入ったチキンライス(これは苦手な人がいるかも)などなど。
まあ、何を食べてもおいしいですね。
どの料理にもどっさりと葉物野菜や香草をどっさり入れたり、包んだりして食べるのでとてもヘルシーです。
ちなみに私はパクチーが大嫌いでして(世界を旅して唯一食べられないもの・・)、ベトナム料理をかなり警戒していたのですが、基本的には別添えになっているので、まったく問題はありませんでした。
ただ、ヌクマム(魚醤)が苦手な方には全体として厳しいかもしれません。多くの料理の味のベースになっていますからね。すっぱさ、辛さ、魚介臭さがウェルカムな方には最高でしょう。
なんせ、世界三大料理のうちの二つ、中国とフランスの両方の影響を受けた国ですから、料理が美味しくないはずがありません。
また、南国だけに色とりどりのフルーツがたくさん。日本では考えられない値段で、フレッシュジュースやスムージーが味わえます。
ハノイのおすすめ
ここからは印象的だったスポットをだらだらと書いてみます。
ベトナムの首都ハノイですが、風光明媚なハロン湾に行かれる方が多いようですが、私は時間がなかったので、市内観光のみでした。
アジアらしい活気があり、でもフランス植民地時代を思わせるヨーロッパ的な建物も多く、なんとも魅力的な街でした。
昔の王宮跡もあれば、線路の両脇にひしめくマーケットもあれば、国会議事堂はじめとする近代建築もあり、街をぶらぶら歩くだけでも楽しめます。
その中でも水上人形劇は、特に行く価値のあるものだと思います。
まったく予備知識なしで行きましたが、ストーリーは翻訳なしでもなんとなく想像がつきましたし、何より人形の生き生きとした動きが素晴らしく、不思議な世界に引き込まれました。おそらくベトナム独自の文化芸術ではないかと思うのですが、ぜひ一度経験してみてください。
ダナンのおすすめ
ダナンはビーチリゾートです。
広く美しいビーチに加え、プール付きの豪華ホテルが、驚くような価格で利用できます(ハノイやホーチミンよりずっと安い。一泊3~5000円くらいで探せます)。ハノイやホーチミンのようなせわしなさもなく、のんびりとリゾートを満喫するのもいいでしょう。
週末の夜に火を噴き、水を噴くドラゴンゲートブリッジも一見の価値ありです。たぶん日本ではこんな橋、消防が許可しないでしょうね。普通に下を車や人が通っていて、知らない人はさぞビックリでしょう。
少し郊外に足を延ばせば、日本人街があったことで有名なホイアンがあります。
夜に行くと街中の提灯が非常に美しく、ここは必見ですね。オーバーツーリズムだなぁと思いましたが、それでも行くべしです。
また、個人的にはその行く途中にある五行山もぜひ行ってほしいスポットです。景色も美しく、洞窟も神秘的でした。
ホーチミンのおすすめ
特徴はハノイと似ているのですが、こちらの方が近代的なスーパーや百貨店があるように思いました。もちろん、アジアらしい巨大なマーケットもあり、買い物するのにいい街かな…という気がします。(あくまで個人的感想です)
ここで印象的だったのが、戦勝記念館です。
ベトナム各地にベトナム戦争を後世に伝えるための施設や史跡がありますが、私は唯一この施設を訪れました。
ベトナム戦争においてどれだけ残虐な被害があったのか、枯葉剤による被害がどれだけ長く深く続いているのか、戦争の悲惨さに胸が痛みました。一方でベトナム戦争を止めることに繋がった世界中の若者の運動にもスポットを当てていて、いま、世界で続く紛争に対して自分に何ができるのか、考えさせられました。
ベトナムは楽しい国ですが、遠くない過去に悲惨な戦争があった国です。ぜひこうした施設にも足を運んでもらいたいと思います。
アトラクション的バイクタクシー
ベトナムって信号が少ないんですね。いや、もちろんあるんですけど、我々の感覚で「この交差点には必要やろ!」ってところにも信号がなくて、交差点がカオス状態。車やバイクがお互いに避け合いながら、なぜかそれで交通が成り立っています。
歩行者が車道を横断する際、車やバイクが来ていても、気にせずに無心で渡り始めると、相手が避けていってくれます。変に立ち止まったりすると逆に危ないので、とにかくペースを変えずに、相手を信じて歩くのがコツのようです。(この体験もまた、ベトナムならではで楽しかったですね)
そんな中、楽しい体験だったのがバイクタクシーです。
車のタクシー自体が日本の1/3~1/4くらいの料金(のように感じました)で、ベトナムの物価水準から考えてもリーズナブルです。バイクタクシーはさらにその半値くらいで、タクシーの配車アプリ(grabというアプリが有名です)を使えば、簡単に、すぐに呼び出せます。
先述の通り、このバイクが交通渋滞を縫うように走っていくわけで、これは一つのアトラクションと言ってもいいでしょう。多少のスリルと、風を切る爽快感が堪りません。なんなら、移動目的でなく、テキトーに10分、20分と走ってもらっても楽しいと思います。
ベトナムがより身近に
コロナで止まっていた、関西空港からダナンへの直行便が再開されました。これで堺とベトナムがより身近になることでしょう。
私も今回は現地滞在わずか5日ほどでしたので、ベトナムを知り尽くしたわけではありませんが、そのわずかな時間でも、ベトナムの素晴らしさに魅了されましたし、また行ってみたいと思える国でした。
堺市にはベトナム総領事館もあり、ベトナム籍の堺市民も増えています。ダナンは堺市の大事な友好都市というパートナーです。
身近な隣人とも言えるベトナムを、皆さんも機会あらばぜひ訪ねてみてください。
堺市議会議員ふちがみ猛志
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