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ぶらり散策堺区北部編

コロナ禍で外出自粛は続いていますが、三密(密閉・密集・密接)を避けた上での、健康を維持するための散歩などは構いません。

そこで私も、ぶらりと遠出して散策してみました。

まずは一気に北の端、大和川へ。

大和川沿いの、特にJR阪和線から南海高野線までの間は公園になっていて、いい散歩コースです。

この写真の真ん中は桜並木、左の端はつつじの壁です。それぞれのシーズンには、さらに素晴らしいコースとなるでしょう。

ちなみにこの大和川沿いには、複数の自治体にまたがるサイクルコースが整備される予定です。ここを自転車で快走したら、さぞかし気持ちのいいことでしょう!

 

さらに海側に向かって歩けば、ちんちん電車です。

堺区では、ちん電のレトロな風景があちこちで見られます。ここで生まれ育った私は、子どもの頃にタイムスリップしてしまいます。

 

堺の夏の風物詩「おわたり」での、お神輿の渡河地点もこのあたりですね。果たして今年は、このような勇壮なおわたりが見られるでしょうか…。

 

さらに海側に進むと、イオンモール堺鉄砲町です。ここには、ダイセル堺工場だった頃から残る、赤レンガ館があります。

今はイタリアンレストランとして活用されていますが、貴重な文化財でもあります。

一棟しか残せなかったことを否定的に捉える声もありますが、市民の声がなければ、その一棟すらもなかったんだろうと思います。この一棟を大事にしていきたいですね。

 

ここからは、堺のむかしの姿を偲ぶことができる、環濠エリア北部地区がすぐそこです。その代表は、なんと言っても鉄砲鍛冶屋敷です。

日本で唯一、江戸時代から残る鉄砲の生産現場です。2年ほど前に堺市が所有者から買い取り、保存と、鉄砲ミュージアムとしての公開に向けて、現在整備中です。公開が楽しみです!

 

こちらは、日本の三蔵法師とも呼ばれる河口慧海ゆかりの清学院。当時の寺子屋ですね。堺の文化教育のレベルの高さが窺えます。

 

こちらは、堺町家案内所にもなっている内田家住宅。いまもお住まいの方がいらっしゃいますが、当時の家具や調度品も見応えがあり、一つ一つ解説してくださいます。

 

こちらは、堺テクネルーム。町家であると同時に、堺が誇るクラリネット奏者・稲本耕一さんのお宅であり、ライブハウス!今は、2人の息子さんがその遺志を継いで、年2回、ここでライブをされています。

 

最後は、重要文化財にも指定されている山口家住宅です。江戸時代初期から残る、大変貴重な町家です。

 

と、あちこち散策してみたものの…、コロナの感染対策で施設はどこも閉鎖中なんですね。残念!1日も早くコロナが収束して、こんな街並みを、多くの市民・来街者に楽しんでもらえる日が来ることを願っています!なお、このブログのタイトルに「北部編」と書きましたが、西部編や南部編があるかどうかは未定です…。

気が向けば書く…、というか、またぶらりと歩くかも。

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

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