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インターン生の視察レポート

毎年、ふちがみ猛志事務所では、大学の春休みと夏休みの期間に、それぞれインターン生を受け入れています。インターン生には日ごろの私の活動を見てもらったり、一緒に視察に出かけて、普段見る機会のない施設の見学などを実施しています。今回も視察を実施し、以下の通り、インターン生がレポートを書いてくれましたので、ブログに転載します。

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3月2日、大阪府立子どもライフサポートセンター

 渕上議員の視察に同行し、施設の方の説明をお聞きし、見学させて頂きました。

この施設では、社会的養育を必要とする義務教育修了後、18歳未満を対象として将来において社会で自立できるように支援されています。

 そして、私は到着する前は児童自立支援施設ときいてもイメージが持てませんでした。そのため、様々な事情を抱えた子たちがいるということで、暗い雰囲気を想像していましたが、実際の施設は綺麗で、子供たちの共同生活を楽しんでいる様子も伺うことができました。しかし同時に、彼らには多種多様な課題がある事実を実感しました。そのなかでも、渕上議員が所長に対して、今後彼らが施設を出て親の立場となった際、虐待の連鎖などの子育てでの障害や、心のよりどころとなりうる相談の場を失うのではないかというお話をされていました。これらのことからも、私は寮夫婦制が子どもにとって良いと考えました。それは、一般家庭ではあたりまえの個人的な支えとなる親のような存在を与えるということにおいては、日によって変わるスタッフよりも確かに住み込みの“父と母”のほうが適しているという点があるからです。

 

3月3日、今城塚古墳歴史館

 この日も渕上議員の視察に同行しました。歴史館は、残念ながら新型コロナウイルスの影響による臨時休業中でしたが、館内見学をさせて頂き、埴輪を中心に今城塚古墳に関する様々な展示、館内での埴輪づくり体験をはじめとする来館者が楽しめるような催しについて知ることができました。さらに、私が印象的だったのはこれらの活動、運営に多くのボランティアの方々が関わられているということです。現物に向き合い、後世に歴史を伝えるということの重要性を再確認し、地域に親しまれている施設であるということがわかりました。

 

3月3日、児童養護施設愛育社

愛育社の乳児院は保護の必要がある乳児を受け入れ、家庭復帰の支援や里親とのマッチングなどのケアを行っている施設です。ここでの視察では、親との愛着関係を築く段階であるはずの幼い乳児たちが置かれている現状にとてもショックを受けました。それに、いくつかの乳児の事例をお聞ききしましたが、この施設で保護されるまでの経緯や里親に繋ぐことの困難さは想像以上のものでした。また、このような施設のスタッフの労働という観点からも様々な課題が生じているようでした。住み込みの条件や業務内容の大変さから新人が入ってこないといったものです。児童虐待の被害から子どもを救うためにはこのような問題に対応できる制度も整えていかなければならないということに気付きました。

 この二日間の活動では主に、歴史・文化の伝承やそれらが根付く地域とのかかわりの大切さや、子どもを取りまく問題に向き合う必要性を改めて学ぶことができました。ありがとうございました。

関西学院大学 法学部 2年 T

 

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私の議員事務所にやってくるインターン生は、別に議員志望というわけではなく、そのほとんどが「社会経験として」やってきます。皆様の中にも、もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にご連絡ください。

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

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