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チンタラせずに!

「チンタラせずに」

議会答弁としては、滅多に聞けない言葉(表現)でした。
それだけ、答弁した建設局長の率直な思いだったのだと、私は受け止めました。
これは、公園での受動喫煙対策に関する質疑をした時のことです。
堺市では現在、『すべての公園で』受動喫煙防止、禁煙への協力を呼びかけています。
しかし、どこでそれを呼びかけているかといえば、、
①公園で啓発看板を順次設置
②堺市ホームページの「公園・みどり」のページに、小さく記載
③ずいずん前の広報さかいに小さく小さく記載
という3つなのですが、ハッキリ言って、②③は実行性がありません。
やはり大事なのは①なのですが…、それが私からすれば「チンタラ」してるようにしか見えないのです。
詳細は割愛しますが(インターネット中継をご覧ください!)、私の見込みだと『今のペース』『今の予算規模』では、全ての公園に設置が終わるのに、10年はかかるでしょう。
健康増進法の改正に絡み、屋外であっても主に子どもや患者が利用する場所は、受動喫煙防止を徹底するようにと、改正の考え方も示されています。そんな中、10年もかけているようでは、話になりません。
また、私は「タバコが吸える場所を吸えなくせよ」と言っているのではありません。
「すでに『受動喫煙防止を呼びかけている場所』の、その『呼びかけ』を速やかに実行性のあるものにせよ」と言っているのです。
特に街中にある中規模な公園(約600カ所)は手付かずで、以下の写真のような看板なら、さして予算も時間もかからず、すぐに設置できるはずです。
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私の近所の公園での一例ですが、こんな看板や、
{83D8E512-AB79-4A1F-8737-33D1F7900378}

こんな看板など、

{53A17469-5565-4125-A88E-22F8C4286C11}

子どものボール遊びを禁止する看板が4種類もあるのに、禁煙を呼びかける看板は1つもありません。

子どもにはあれこれ禁止しておいて、禁煙どころか、受動喫煙防止の「お願い」すらしてくれていないのです。
「誰のための公園なの?」と言いたくもなります。
こうした指摘に対し、建設局長が、
『チンタラせずに』スピーディーに設置していく」
という答弁をしてくれたのです。
その率直な言葉に、子を持つ親として、ぜひ期待したいと思います。
奇しくも同じ議会で、愛煙家である公明党の大林議員が「子どもは自分で受動喫煙を防止できない」、つまり「大人がやらねばならい」という主旨の発言をしてくださいました。
全ての愛煙家が、大林議員のような考えを持っていてくれれば、啓発看板なんて必要なくなるんですがね。
残念ながら現実はそうではないので、まずは速やかに啓発看板を、子どもの集まる公園に設置して参ります。

堺市議会議員  ふちがみ猛志

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