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ビジョン

あなたはどんな堺のビジョンを?

と聞かれることが多いので、その点について綴ります。

まず前置きしておきたいのが、「ビジョン」は「堺がこうなっていたら」と考える中長期的なイメージであり、「政策」とは違います。

「ビジョン」を実現するためのものが

「政策」です。

私自身の堺のビジョンは、

①    子育て・教育のまち
②    歴史と文化と国際交流のまち
③    中小企業が元気なまち
④    地域と人が繋がる支え合いのまち
⑤    泉州を牽引するリーディングシティ

です。

「なんや、当たり前のことばっかりやな。」

と感じる方もいると思います。

それは、そうかもしれません。

でも、「こうなっていたら」と思うイメージに、奇想天外で誰も考え付かないようなものである必要はありません。

ただ、一見当たり前のようなビジョンですが、こういうビジョンを持っている以上、それによって、政策の取捨選択が当然行われます。

例えば、「カジノ」。

カジノの誘致を求める声があります。
日本全体や大阪での是非についてはここでは申しませんが、少なくとも私は堺にはいらないと思っています。反対です。

なぜなら、私が思い描く「歴史と文化のまち」にそぐわず、そのイメージを損なうからです。
※理由はそれだけではありませんが、要は、ビジョンと政策は連動するということです。

「子育て・教育のまち」と掲げるからには、大胆な予算のシフトチェンジが必要です。
これまで日本では、子育てや教育に掛ける予算の割合が小さすぎました。
これによって、相対的に高齢者向けの予算が減ることになります(あくまで「相対的に」です)が、子どもの数を増やしていくこと、次世代を担う人材を育成していくことは、高齢者を支えることにも必ず繋がりますので、私はこれを真っ先に掲げています。

いの一番に「お年寄にやさしいまち」と掲げている人とは、予算配分に大きな違いが出るはずです。

「中小企業が元気なまち」もそう。
大企業誘致、大企業優遇という政策を提唱する議員もいるでしょうが、私は全事業者の99.7%を占める中小企業にもっと目を向けるべきだと思っています。
とりわけ堺は中小企業が多く、非常に高い技術力、商品力のある企業もあり、市としてもそれを強みとして活かすべきです。

「地域と人が繋がる・・」と掲げていますので、私は地域コミュニティの活性化や、地域と学校の連携、高齢者を中心とした地域の人材の活用、地域で人が集える場の整備などに力を入れます。

「泉州を牽引する・・」と掲げていますので、「大阪中心部の一部」となる大阪都構想には反対です。むしろ、堺は独自性を出し、歴史的、地理的、文化的に共通性のある泉州と連携し(行政区分として一つになる必要はない)、それぞれの特徴を活かしつつ、堺がその中心都市としての地位を確立すべきだと思っています。

こうしたビジョンを実現していく中で、持続的で着実な発展・成長が可能だと思っています。

そういう意味では、「誰でも言うこと」「みんな同じ」では決してありません。

バブルや高度成長期を彷彿とさせるような、「成長・競争」をビジョンとして掲げている政治家と、私は違うはずです。

例えば、大阪市長は「アジアとの競争に勝ち抜く」というビジョンを示していますが、私は堺がソウルやシンガポールと同じ土俵で競争する必要はないと思っています。堺は堺らしさ、独自性があり、それを活かし、他にない魅力を作っていくべきです。

豊田市や日立市のように、巨大企業が牽引する都市でもありませんし、過疎の村でもなく、近代になって生まれた新興都市とも違います。
もし私がそうした都市や村の政治家を目指すなら、違ったビジョンを掲げるでしょう。

さて、肝心なのは政策ですが、、、

あまりに長いブログになるので、まずはホームページでその一部をご覧ください。
http://fuchigami.info

なお「ここにある政策ができれば、ビジョンが実現」なんて思っていません。
こういった政策の一つ一つ、地道な取り組み、積み重ねによって少しずつ実現に近づくものと思っています。
もっともっと、たくさんの政策が必要だと思っています。その一部です。念のため。

ふちがみ猛志
意見・提案