不登校支援が前進
こんにちは。堺市議会議員(堺区)のふちがみ猛志です。
不登校問題は、これまでも特に思いを込めて取り組んできたテーマの一つです。それは、私が当事者(不登校児の保護者)でもあるからです。
さて、そんな不登校支援が、今年度から前進しています。
いずれも私が訴えていたものではありますが、特にこのところ、多く議員が不登校支援について議会で取り上げており、その結果でもあると思っています。
前進した支援①
まずは教育支援教室の受け入れ対象学年が、従来の「小学4年生以上」から、「全学年」に拡充されたことです。
教育支援教室は、不登校の子の学校以外の学びの場です。

※堺区に設置された教育支援教室(スプリングポート)
堺市内にはサテライトも含め、4か所設置されており、私が議員に初当選だった時は3か所だったものが、増設を訴えて4か所になりました。
これまで堺市が「小4以上」としていたのは、「低学年は不登校になってもすぐ解消する」との安易な考えがあったようですが、このところの不登校の低年齢化を受け、ようやくその姿勢を変えることになったのです。

※各学年ごと(左端が小1、右端が中3)の令和3年度から5年度にかけての不登校生徒児童数。赤い数字は3年間の伸び率。
前進した支援②
学校には行けるけど、教室には入れない。という子もいます。
一昔前なら、保健室登校や、職員室登校になったのでしょうが、そんなところにいて落ち着くわけもありません。(現に保健室だと、健康診断だ、感染症の子が来た、等々で追い出されてしまいます)

そこでスペシャルサポートルーム(略称SSR)という、不登校の子の専用教室を設置する学校が増えてきました。堺市内の全小中学校のうち、4割ほどで設置されています。
じゃあ、なぜ残り6割ほどは設置されないの??
その理由の大半は、人が足りないからです。教員に余裕がないからです。
そこで、今年度からSSR専任の支援員を配置することになりました。まずは6人(だけ)ですが、6つの中学校区に配置され、その校区の中学校・小学校を巡回するなどして、SSRの設置につなげる予定です。
引き続き残る課題①
とはいえ、課題も残っています。
教育支援教室については「4か所しかないこと」です。
広い堺市に4か所だと、小中学生にとっては、そこに通うのは簡単なことではありません。せめて各区に1か所は必要でしょう。空白区である西区、北区、東区への設置を引き続き求めていきます。
また、小学生は保護者が送り迎えしないといけないことになっており、それに保護者が対応できないという理由で利用できない子もいます。
基本的には仕方がないことでしょうが、たとえば教育支援教室の近くに住んでいるケース、兄弟が一緒に通うケースなど、様々ありますし、1年生と6年生ではまったく状況が違うでしょう。
その子の特性も踏まえつつ、ケースバイケースで柔軟に判断すべきことだと思います。
引き続き残る課題②
SSRについては、人が配置されても、物理的にスペースが確保できない学校があることです。
堺市の小中学校は全般的には児童生徒が減少しているものの、一部ですが増加している学校もあり、そうした学校で教室が足りないケースがあります。
そうした学校には個別対応するほかありません。
そのような学校は一部に限られますし、長い目で見て増加が続くわけでもないはずです。まずはプレハブでもいいでしょう。
また、現時点で支援員は、6名の配置に過ぎません。
スペースにしろ、人にしろ、引き続きの予算拡充が必要であり、それは当然のように議会で求めていきます。
引き出せた答弁
その議会質疑の中で、私なりにクリーンヒットと言えるやり取りがありました。

私がSSRの支援員配置について「最終的な目標は?」と問うたところ、担当の課長は「全中学校区への配置」と答弁しました。
私はすかさず、「『最終』なんだから、全中学校区ではなく、全校の間違いではないか?」と返すと、
「全中学校区への配置は3年以内に、最終的には全校への配置を目指します」と答弁が大幅に上方修正されました。
期限が示されなかったものに「3年以内」という期限が設定されました。非常に大きなことです。
また、「全中学校区への配置」だと、(今よりずっといいですが)しょせんは「3校に1人」くらいの配置です。それが、期限はないものの「1校に1人、全校配置を目指す」となったわけです。
おそらく、このことは内々では決まっていたのでしょうが、こうして答弁という形でオモテに出た以上は、なかったことにはできません。
結果的にできなかったということもあるかもしれませんが、少なくともそれを目指して全力を尽くさないといけなくなったわけです。
私がオモテに引き出した目標である以上、私が責任をもって達成するまで追いかけていきたいと思います。
堺市議会議員ふちがみ猛志

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