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不謹慎だという批判について

こんにちは。堺市議会議員のふちがみ猛志です。

 

堺市長選からずいぶん経ちましたが、その期間中に印象的な出来事がありました。

 

私が発信したあるツイートに、少なからぬ批判が寄せられ、プチ炎上状態となったのです。

 

批判そのものは気にしていないのですが、少々「恐ろしい世の中だなあ」と思える出来事でもありましたので、今日はそのことについて思い出しながら書いてみようと思います。

 

批判を呼んだツイート

6月4日の堺市長選投票日まであと4日となった5月31日のこと。私は永藤市長の肝いり事業と言える「学校群」について、このようにツイートしました。

このツイートには様々な意見が寄せられ、結果的に25万回近く表示されるに至りました。おそらく、私のこれまでのツイートでは最大の表示回数だと思います。(私にとっては)ちょっとした「バズッた」ツイートとなりました。

そしてこのツイートを、永藤市長陣営の方々、その支持者の方々がかなり気にしているのはよくわかりました。(それがこの後の批判の発端だったのでしょう)

 

そのようなことから「学校群」への関心が高さを実感した私は、改めてこの学校群の問題点を整理していました。

 

そして6月2日。

早朝から大雨警報が発令され、やがて堺市内で避難所も設置され、一部地域では避難指示も出されました。数日前から学校群について考え、この日は災害避難について思いを巡らせていた私は、こうツイートしたわけです。

 

寄せられた批判の内容

このツイートには100件ほどの意見が寄せられました。数えたわけではありませんが、だいたい賛否は半々くらいのように思います。批判的なものはこのようなものです。

 

要するに、

「お前は批判ばかりだ」

(警報発令時の批判は)不謹慎だ」

という2点です。

                                  

翌日は天候も回復し、街頭活動に出ていた私でしたが、このツイートのことでわざわざ私に声をかけて批判してきた方までいました(声をかけてくださることは歓迎しますがね)。その方は「あなたの神経を疑う」と繰り返され、「永藤市長が(災害対応で)頑張っている時に」ともおっしゃっりました。この方の主張も、どうやら上の2点だったのでしょう。

 

ツイッターでの批判が50件ほどと思うと、必ずしも特別に多いわけではありませんが、この2点については思うところがあり、私の見解を述べさせてもらいます。

 

「批判ばかり」という批判                             

これは政治家がヒジョーによく言われる批判です。

 

まず、そもそも私は「批判ばかり」ではなく、議会においても非常に様々な「提案」をしてきました。

そんなことは議事録や過去の議会活動報告でいくらでも証明できます。

たとえば、今回の堺市長選で永藤市長が実績の一番に掲げた「第二子の保育料無償化」も、私が一年目に「多子世帯の保育料低減」を『提案』したことが発端でした。このような実例は、いくらでも挙げられます。

 

ただ私は、その提案がないとダメだとも思っていません。

「批判も地方議員の立派な仕事」、それが私の最も言いたいことです。

 

二元代表制における地方議員の最大の役割は「行政(市長)のチェック」です。

堺市議会基本条例にも、議員の役割として「市長等の事務執行について監視し、政策の効果を適切に評価すること」とあります。チェックの結果が「ダメ」だったら、声を大にして「ダメだ」と言わねばなりません。

 

このことから、私は「批判ばかり」という批判は、何も怖くありません

もちろん、そこに「提案がセットならばなおいい」というケースもあるでしょうが、この世の中には「やらない方がマシ」というダメな事業もたくさんあります。その代案は「現状維持」で十分なのです。

はっきり言いましょう。

学校群のうち、私がツイートした「体育館(≒避難所)の削減」は、「やらない方がマシ」のダメ事業なんです。批判だけで十分です。

 

いかにもなダブルスタンダード

もう一つが、警報発令中の批判が「不謹慎だ」とする批判です。

このことについての見解はあとで述べるとして、特に維新支持者で不謹慎批判をされる方には、取り急ぎ「ダブルスタンダードが過ぎますよ」とお返ししておきます。

 

橋下徹さん(当時大阪市長)は、2013年9月16日、大和川の氾濫の危険性がある中、ひたすらに堺市長選についての批判を繰り返していましたね。

※toggetterより

 

松井一郎さん(当時大阪府知事)は、2012年8月14日、大阪府で大雨による死者まで出ている中、このような呑気なツイートをされています。

吉村洋文さん(当時大阪市長)は、2017年9月18日、暴風波浪警報の発令中にだんじり見物をしつつ、会食・飲酒をしていたことを本人も認めています。

 

「市政への批判」は議員の仕事だと述べましたが、「学校群で体育館が減ると、避難所も減ってしまう」という私の批判は、まさにその範疇です。

 

一方、橋下さんの上記の批判は「堺市長選についての批判」であり、大阪市長の仕事ではありません。

「旨い酒と肴で充電」することは、仕事の備えかもしれませんが、仕事そのものではありませんよね。

吉村さんの件は判断しづらい点もありますが、大阪市長なのに「岸和田で」、有名人相手だがその「実家で」となると、やはり仕事とは言い難いでしょう。

 

また、何より「災害対応の指揮」は首長の仕事です。(議員はそうではありません)

そういった点からも、不謹慎であるとすれば、彼ら3人の言動・発信こそがそうではないかと思いますが、支持者の方々はこれらにはダンマリです。批判された支持者の方がいたら教えて欲しいくらいです。

 

ダブルスタンダードというか、ご都合主義というか、、、、呆れてしまいます。

 

警報中の批判は不謹慎か

そのような維新レジェンド3人のことは置いておきまして、私が警報中に上記のような批判をしたことが、果たして不謹慎なのでしょうか。

 

私のツイートによって、被害が拡大したのならば伏してお詫びする他ありません。

さすがに東日本大震災級の、まさに津波が押し寄せているような時にそのようなツイートはしませんが、先日の警報で大阪において大きな被害がなかったのは、ご承知の通りです。

 

今まさに避難所が開設され、市民の関心が「災害避難」に向いている時に、「学校群で避難所が減ったら困るよね」という私の批判は、不謹慎どころか、むしろタイムリーな問題提起だと思います。行政のチェック係としての、まさに仕事だと私は思っています。

 

一方で、「永藤市長は頑張っているのに」とも言われました。「頑張っている人に批判するなんて」ということでしょう。

そりゃ、永藤市長が頑張っていただろうと私も思っていますが、議員のチェックを受けることもまた、首長の仕事です。

「私は頑張っているんだから、批判しないで」などとは、永藤市長自身、これっぽっちも思っていないはずです。支持者による過剰な忖度でしょうか。そんな過保護では政治家は育たないと思います(私を支持してくださる皆さんもよろしくお願いします)

 

この空気と似たもの

「災害時に不謹慎だ」「いま、市長が頑張っている時に批判するなんて」というこれらの私への批判。

これを聞いて、私はどうしても戦時中のことを想起してしまうのです。

戦争に反対する声、疑問視する声を「非国民だ」「兵隊さんが戦地で頑張っているのに!」と批判し圧殺したことをです。

上記の「災害時の批判は不謹慎」という批判も、本質的には同じだと私は思っています。

大げさに感じるかもしれませんが、たかだか警報で言論を封殺しようとする方々が、大災害時や戦争のような事態において、気に入らない批判を一つの意見として聞くはずもないでしょう。

 

なので私は、今後とも、警報発令中であろうと、市長や職員さんが頑張っていようと、必要な批判はその時々で躊躇なくするつもりです。必要かどうかは、その時々で市民の負託を受けた責任の名のもと、私自身が判断します。

 

それが議員である私の仕事であり、民主主義の大事な要素だと思うからです。

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

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