初当選から丸5年
本日、4月12日で、初当選から丸5年となりました。
これまでの私の活動にご協力頂いた、すべての方々に改めてお礼を申し上げます。
無我夢中の5年でしたが、まさかその丸5年の時に、今回のコロナのような事態が起こるとは、思ってもいませんでした。人に会うのが仕事のようなものですから、人に会うのを控えるということは、正直かなりのストレスです。しかし、それでも毎日、電話やメール、LINE等で色んな相談が寄せられます。市民が困っている時だからこそ、私たちのやるべきことは多いのだと自覚し、しっかりとその職責を果たしていきたいと思っています。
さて5年間を振り返りますと、嬉しかったこと、辛かったこと、色々ありました。
嬉しかったことの一つは、自分が訴えてきたことが実現したこと。もう一つは、それを喜んでくれる人がいたことです。
「こうなれば町がもっとよくなるのに!」「こうしたら困っている人を助けられるのに!」と思ったことを、自分なりに一所懸命に訴えて、それが他の議員や、職員の共感や協力を得て、現実のもとなる。そして、それがわずかであっても誰かの生活に影響する。喜んでもらえる。
実に些細なことから、それなりの予算のついたものまで様々経験させてもらいましたが、こうした、目の前の誰かのために何かを実現するという感覚は、政治家、特に市民に近い地方議員の醍醐味じゃないでしょうかね。
逆に辛かったことは、自分が「こうあるべき」と思う行動を、必ずしも常に取られたわけではないこと。それによって、がっかりさせてしまった人がいたことです。
理想と現実の間でどこまで自分を貫いて、一方でどこまで妥協するのかというバランスは、人生の色んな場面で、また、あらゆる仕事で起こりうる、悩ましい問題です。政治の世界はきっと、それが他の仕事よりも、少し(かなり?)多いのかもしれません。この時の妥協を「政治判断」と言うのでしょうが、国会議員ほどではないにせよ、こんな私のごとき、一地方議員、それも無所属の議員でも、そんな判断が何度かありました。
「人は1人では生きていけない」とはよく言ったもんですが、「政治家は1人では何もできない」というのもまた、真実だろうと思います。
議員活動も6年目に入ります。
私の活動で喜んでくれる人が増えるよう、これからもますます頑張りますし、そのためにも、「こんな町になってほしい」「こんなことで困っている」という皆様の声を、遠慮なくどんどん私にお寄せ頂ければと思います。100人の市民には100通りの人生があり、それぞれの感じ方、見え方があります。議員だって人間ですから、「言われなくてもわかる」なんてことは、実に限られています。だからこそ、それぞれの市民の声が大事であって、それが私たちの活動、政策実現の出発点なんです。
一方、私の判断でがっかりする人が減るよう、、、と言いたいところですが、こちらははなかなか簡単ではありません。だから、これまでも、そしてこれからも、もしそんなことがあった場合には、「なんで?」と遠慮せずに、私に訊ねてください。納得してもらえるかどうかはさておき、「がっかりを減らす」でなく「誠実に説明する」というのが、私(政治家)のやるべきことだと思っています。(※不特定多数を相手に説明しづらいケースもありますから、電話やメールで、あるいは直接お訊ねくださいね)
本来であれば、5年の節目に、振り返っての市政報告会(反省会?)を大々的に開催したいところなのですが、このコロナ騒動の中でそうもいきません。
1日も早くコロナ騒動が収束し、皆様と笑顔で会える日が来ることを期待しています。
そしてもちろん、こういう時期だからこその市民の皆様のお困りごとに、しっかりと向き合い、少しでも改善するように頑張りたいと思います。
少々抽象的なブログを書きましたが、具体的な活動の報告も、引き続きこのブログで書いていきますので、ぜひまたご覧ください。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
※これは二度目の当選の写真ですが
堺市議会議員ふちがみ猛志