声をあげると変わることもある
要望が一つ叶いました。
一年半ほど前に、堺区から、西区の津久野に移転した、市立堺病院(改め、堺市立総合医療センター)。
移転後、無料の送迎バスが運行されていたものの、堺区内のバス停は、以前病院があった少林寺小学校近くと、堺駅近くの市小学校前の二ヶ所だけ。
とりわけ、移転前は病院まで自転車圏内、あるいはタクシーワンメーター圏内くらいだった、英彰校区、新湊校区の方々からは、「アクセスが悪くなった!」との声が強くありました。
そんな声を聞いたのが、昨年の3月に行った、英彰校区での市政報告座談会。
私は早速、5月議会の健康福祉委員会でこの件を取り上げ、採算性を確認した上で、無料送迎バスのバス停を増やし、アクセスが悪くなった地域の改善を図るよう求めていました。
その結果、この3月からこうなりました!
・英彰小学校前
・出島バス停付近
・旧 湊小学校前
の三ヶ所が追加されたのです!
奇しくも、このルートが正式決定した、昨日2月21日は、今年の英彰校区での市政報告座談会の日。
昨年、「アクセスが悪くなった!」の声をあげてくださった方に、いい報告ができました。
私たち議員は、しょせん48人。(欠員が出て、今は47)
地域の課題をすべて自分で把握するには無理があります。
やはり、市民の皆さんから「声を上げていただく」ことが大事です。
議員の市政報告会に来られる方はわずかですし、そこで意見する方も、多くはありません。
また、意見される方も、それで何かが変わるとは思っていらっしゃらないことが多いでしょう。
今回の件は、ささやかな改善でしょうが、「市政報告会に足を運んでくださり、意見してくださったこと」がキッカケとなった改善です。
声を上げても変わらないことの方が多いですが、声を上げないと何も変わりません。
そして、時として、声を上げることで、変わるものもあります。
本当にささやかではありますが、そのことが示せたことを、何よりも嬉しく思います。
ここに至るまでには多くの方に関わっていただきました。詳細は割愛しますが、関わってくださった皆様に、感謝申し上げます。
堺市議会議員 ふちがみ猛志