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本日の文教委員会

本日、文教委員会が開催され、私は主に下記の項目を取り上げました。

①放課後児童対策事業(学童)の運営事業者について

堺には主に4種類の事業があり、堺っ子くらぶ、放課後ルーム、美原児童会の
3つの事業については、入札で運営事業者を選定しており、民間事業者が参入しています。
しかし、一番対象校の多い、のびのびルームは、堺市の外郭団体である、
公益財団法人堺市教育スポーツ振興事業団と、随意契約しています。

私はこれを、他の3事業と同様に、随意契約を見直して入札にし、
民間事業者の参入を認めるべきだと主張。

→ 当局より、今後、契約のあり方を見直す旨、答弁。

私は、外郭団体も、随意契約も、是々非々です。
市場の成熟度合や、事業としての採算性、安定性の観点から外郭団体、随意契約が
必要となることもあると考えており、「過去ののびのびルーム」もそうでした。
しかし、社会状況の変化とともに、常にチェックが必要で、放課後児童対策事業では、
現在、十分民間の参入があり、堺市の他の3事業もそうであることから、見直しを
主張しました。

これが、行財政改革と、放課後児童対策事業の質の向上に繋がるよう、
引き続きウォッチしていきます。

②放課後児童対策事業の開設時間について

夏休みなどの長期休暇中や土曜日、のびのびルームや放課後ルームの開設時間は、
朝の9時、ないし8時半から。
これでは、共働きの留守家庭は、子どもを預けて仕事に行くのに間に合わない。
かといって、特に小学校1、2年生を一人で留守番させられない。

私は、これを8時オープンに前倒しするように主張。

→ 当局より、来年度に向けて8時オープンを検討する旨、答弁。

③学校(避難所)にかかわる防災協定について

堺市は、大災害を想定していろんな分野で、民間事業者と防災協定を結んでいる。
たとえば、災害時の上水道の復旧について、上下水道局が水道事業者団体と、
防災協定を結び、協力を取り付けている。

しかし、よくよく調べてみれば、上下水道局の管轄は、公道の下のだけ。
(正確にいえば、水道メーターより上流)

そのため、学校の敷地内は、上下水道局の管轄外で、この防災協定においても、
対象外となることがわかりました。

災害が起こったら、学校は避難所にもなる。
そんな時に、水道管が破損してたら、誰が修繕してくれるの????

ということで、これを防災協定の「抜け落ち」と指摘し、速やかに関係部局と
協議し、防災協定を結び直しを要請。

→ 当局より、速やかに是正する旨、答弁。

④中央図書館、図書政策について

現在の堺市立図書館における、子どもへの読み聞かせなど、子どもの読書習慣の
定着につながる活動内容について確認。

一方で、現在の中央図書館がそれにふさわしい子どもコーナーもなく(あまりに狭い)、
その他、子連れを意識したつくりになっていないことを指摘。

改装時には、「子育てのまち堺にふさわしい中央図書館」とするよう要請しました。

他、図書館と、子育て施設(キッズサポートセンターや子育て広場)との連携を提案。

⑤中学校給食について

来年度のスタートに向け、準備状況、安全対策の確認をした上で、
PDCAサイクルによる事業の運用すべく、チェックポイントを設定しておくこと、
事業開始直後から子どもの声(感想)をタイムリーに集約することを要請。

毎月注文する際に使う、インターネットのシステムの中に、前月の給食の
感想を書き込む欄を設けることを提案。

また、保護者への告知が不十分で、その多くが新しい給食についての情報を
把握していないことを指摘。
広報の改善を求めました。

という具合でしたが、、、、

いじめの問題や、教員の多忙化、再来年度の府からの権限移譲(人事権)、
クーラー設置の進捗、今年策定される教育大綱、、、、、等々。

まだまだ取り上げたい課題がたくさんありましたが、持ち時間の制約でこれまで!

また次回、あるいは、それまでの間、非公式の場にて、当局と協議したいと思います。

皆様も、教育関連でご意見、ご提案があれば、ぜひご連絡ください!

 

 

 

 

 

堺市議会議員  ふちがみ猛志

意見・提案