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水防視察

昨日、今日と、泉州水防事務組合の視察で、静岡県に来ています。

泉州水防事務組合は、堺市、高石市、泉大津市、忠岡町でつくる、高潮・津波対策などを目的とした一部事務組合で、堺市議会から9人の議員が選出されており、私もそこに入っています。
視察したのは以下の三ヶ所です。
①富士海岸
高潮被害や、砂浜の浸食が激しく(砂浜が無くなると、高潮被害も大きくなる。)、巨大な防潮堤やテトラポット、養浜事業(砂浜の復旧)を視察。養浜事業は、川からの土砂が、うまく海岸に沿って流れ、砂浜を形成するように、沖合への流出を防ぐ土嚢(のようなもの)を積むものでした。
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②水門びゅうお
沼津港を津波から守るために作られた、巨大な水門です。総工費なんと43億円!これで、想定される最大の地震と津波によって被害に遭う、9000人の命が守れるとか。最上階は展望台です。
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③清水港
こちらも東海地震、南海トラフ地震による津波への備えが進んでいます。富士山を望める観光地でもあり、むやみに防波堤を高くして景観を損ねないよう、道路の嵩上げなども計画されています。陸こう(※)が何ヶ所も設置され、津波警報発令時には、自動で閉まるようになっています。
(※)陸に設置された水門のようなもの。「こう」は門がまえに甲。変換で見つからなかった、、、
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いずれも、大阪湾内の堺市に必要かと言われれば、それは決して必要なものではありませんが、日本で最も進んだ津波・高潮対策を確認し、堺の身の丈にあった対策を練っていきたいと思います。
それにしても、富士山は美しい!
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なお、これは視察の本来の主旨ではないのですが、、
①コンテナ港湾としての清水港の取り組みの一端を知ることができた
②他会派の議員との交流が図れた
③一部事務組合のあり方について、自分なりの考えが深まった
というのが、個人的にはよかったです。
ここでは詳しくは書きませんが。
堺市議会議員  ふちがみ猛志
意見・提案