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百条委員会~印刷業者の証人尋問が決定~

すでに報道にある通り、先週28日に行われた百条委員会にて、印刷業者の証人尋問を行うことが決定しました。

これまで、問題の当事者である小林よしか議員と、黒瀬大議員(当時秘書)の証人尋問が行われてきましたが、重要なポイントで、証言の相違がありました。

簡単に纏めます。

①チラシの街頭配布、ポスティング、アルバイト職員への業務指示
小林…黒瀬氏に任せていた
黒瀬…最終的な決定は小林議員

②チラシ業者の選定
小林…黒瀬氏に任せていた
黒瀬…都度、小林議員の了承を得ていた

③一回あたりの広報チラシの配布枚数(H26.6、9、12、H27.3)
小林…7万枚
黒瀬…5万数千枚

④小林議員が、チラシの見本をどのように受け取ったか
小林…黒瀬氏から手渡しか、郵送
黒瀬…印刷業者の担当者YS氏からの手渡し

⑤チラシの印刷枚数、配布地域
小林…黒瀬氏が決定し、おおまかな内容の報告を受けていた
黒瀬…小林議員と協議し、小林議員が決定

⑥印刷業者の担当者がYS氏(黒瀬氏の旧友であり、小林議員の知人)であること
小林…知らなかった
黒瀬…報告していた

どのように感じられますか?

今回の問題は、おおさか維新の会の橋下徹代表(当時)も指摘しているように、印刷業者と黒瀬議員、あるいは、小林議員も含めた三者による詐欺、公文書偽造・行使の共謀の疑いがあります。

よって、「誰が指示し、決定したのか」や、「印刷業者との関係」は極めて重要なポイントであり、そこに相違点があるのは、真相究明を図る上で大変大きな問題です。
何やら、小林議員と黒瀬議員の間で、罪を擦り付け合っているようにも見えます。

また、列挙したのはほんの一部であり、これ以外にも、たくさんの問題点、疑問点があります。
また、小林-黒瀬間の相違点だけでなく、「百条委員会での黒瀬議員の証言」と、「全議員総会での黒瀬議員の答弁」との間にも、重大な相違点があります。

以上のようなことから、印刷業者本人に状況を聞くしかないという結論に至りました。

民間人を招へいするのは、重大な決断ではありますが、維新も含めた、委員会全会一致の判断です(ただし、維新の委員はうつむいて、「異議なし」の声を発しなかったように見えました)。
迅速とは言えないかもしれませんが、着実に、慎重に、真相究明に向けて進みたいと思います。

なお、残念なことに、対象者である印刷業者は、行方知れずの状況で、登記簿にある住所にも、今はいないようです。
おそらく、古くからの友人である黒瀬議員は、連絡先を知っている可能性もあるでしょうし、そうした点でも、積極的に協力してくれることを願います。

 

 

堺市議会議員  ふちがみ猛志

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