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議員は忙しいかどうか

議員になって、もうすぐ4か月が経つ。

その中で、よく聞かれる質問が、

「もう慣れた?」
「忙しい?」

である。

たいてい私の答えは、

「まだまだ慣れませんねえ。」
「忙しいですわ。」

となる。

で、つらつら、何が慣れなくて、何が忙しいかを考えてみた。

たぶん、それは「線引き」。

議員になってみると、気になることが山ほどある。

制度的な問題から、役所の姿勢などのソフトの問題まで。
気になることに対して、どれに、どこまで取り組むか。

先日ブログに書いた通り、例えば、「育休退園」の問題。
報道で知り、「こりゃあかん」と思って、関係部署のヒアリングをしたり、他市の事例を調べたり、あれこれ時間も使った。
他、子育て関連や、教育のこと、中小企業関係のこと、課題をたくさん抱えている。

そんな中、新規案件(新たに気になること)も、日々増えていく。
「まあ、ええか」「いや、どうしよ」と悩むくらいの、ささいなこともある。

例えば、一市民として最近、気になったこと。

三歳児健診が、役所の決め打ちの日程しかできないこと。
それも平日を指定してくること。
その日の都合が悪ければ、来月になり、その来月の日程も平日で決め打ちしてくること。

「おいおい、共働き世帯のこと、ちゃんと考えてるんかい!」と思うが、

じゃあ、それを改善するには、「健診の日を増やす」というのが早いわけだが、

その費用は1日あたりいくらか?

現在の予算規模がどの程度でそれと比べてどうか。
現在のシステムで受診できていない子どもがどれくらいいるか?

そうしたことを、調べていかなければならない。

ふと気になったことに、全部そんな対応していると、体がいくつあっても足りないわけで、その辺の「線引き」が、まだまだ慣れない。

一つ一つの仕事を処理するのは、慣れてきた。
だけど、そもそもの仕事を選択することに、慣れない。
だから、忙しい。

そんな感じの毎日です。

堺市議会議員 ふちがみ猛志

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