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議員総会で私が出した証拠資料

「濡れ衣マージャン騒動」では、私たちは「5月3日の13~20時くらいまで、N議員の事務所で麻雀をした」と言われておりました。

 

そこで、「そうではない」「私は別の場所にいた」という、私の5月3日のスケジュールと挙証資料を、総会の1週間前に議会に提出しました。(「なんで、こんな濡れ衣でプライベートをオープンにせなあかんねん!」と思いつつ・・」

 

以下、皆様にもご報告します。(プライベートにも関わるものも多く、画像の添付は控え、内容のみの報告とします)

 

【議会に提出した5月3日の私のスケジュール】

①午前中 事務所

9:20付の事務所内の写真と、その写真を休暇中の事務員へ送ったLINE履歴を提出。

間違いなく事務所にいた客観的な証拠と言えます。

 

②11:30 ローソン

同時刻のレシートを挙証書類として提出。

もちろん、他の人物が買ったものかもしれませんが、1ヶ月以上前の他人のレシートは入手困難ですし、私の身内(妻)は後述の⑤のLINEで「外出していない」としており、私のものである可能性が高いと類推できます。(事実、そうなんです)

 

③13:30頃 実家

母の証言と、その際の妻とのやり取りのLINE履歴を提出。

ポスティングの割り振りを母と相談すると共に、それを妻にLINEでフィードバックしていました。2種類のチラシを挟む作業を母と、近所の方にお願いしており、その完成品をもらいに行っていました。

身内である母の証言だけですと証拠能力は高くありませんが、妻のLINEと整合しており、一定の証拠能力があります。

 

④14:00~16:30頃 ポスティング

私のチラシを見たという方の証言を提出。ポスティング地域も総会で説明しました。

「別の人が配った可能性」の指摘もありましたが、その頃は私と母だけで配っていたという証拠のLINEも提示した上で、それぞれの居住地から、「母ではなく私が配布した」という状況を説明しました。また、母は母で自宅の近隣を配布していた証拠もあります(私の行動と直接関係ないので提示していませんが)。

 

⑤17:00頃 支援者宅

私と会ったという方の証言と、「(自宅に)いつでも来て」というその方からのメールを提出。

母と同様に、チラシを挟む作業をお願いしており、その完成品を取りに行きました。第三者からの証言であり、事前のメールとも一定整合しており、確度の高い証拠だと言えます。

 

⑥17:30以降 自宅(夕食を作る)

当時の妻のLINE、SNSを証拠として提出。

5月2日、6日に発信したもので、いずれにも「自粛期間中は、夫ば毎日夕食を作っている」旨の記載があります。直接、3日には言及していませんが、3日の直前直後に、「(3日を包含して)自粛期間中は」と表現しています。

騒動発覚以降の投稿であれば、当事者に限りなく近い妻のものですから、証拠能力に欠きますが、5月2日・6日時点では、妻に嘘をつく理由が全くなく、確度の高い証拠だと言えます。

 

⑦20:00~ 大河ドラマ鑑賞

まさに大河ドラマを見ていないと発信できないものです。

麻雀しながら、鑑賞+ツイートとは考えづらく(そもそも、N議員の事務所にテレビはあるのか・・?)、私が自宅で鑑賞していた証拠として、確度の高いものだと言えます。

⑧(追加提示)GPSについて

維新からは「GPSデータはないのか」という要求がありました。

私は以前から携帯のGPS履歴が残らない設定にしており、偶然にも、1年前にオフにした際の友人とのLINEのやり取り(やり方を教えてもらった)を示しました。

なぜ、このようなものを示したかと言えば、「本件発覚後に証拠隠滅のためにオフにした!」とのあらぬ疑いを回避するためです。

 

 

以上のような証拠を提示しました。

 

これらは「客観的で完璧な証拠」とは言えませんが、状況証拠の積み上げによって、「5月3日の私の行動(=N議員の事務所にはいなかった)を強く推認させられる証拠」となったはずです。

 

一方、②のレシートなどは、「誰が買ったものかわからない」との指摘もありました。ごもっともです。

しかし、もし防犯カメラなどによって「私が買ったレシートではない」と後から発覚すれば、麻雀云々以前に、私は議会に対してウソをついたことになり、そうすれば間違いなく議員辞職です。

 

ポスティングもそうです。

配布地域を示しておりますから、そこでアンケート調査をして、圧倒的多数の方が「渕上のチラシなど見たこともない」とでも言えば、あるいは、私以外の人が配布している防犯カメラの映像が出てくれば、ウソだと発覚してしまいます。

 

そのようなものを証拠として提出しているのは、真実として「私自身が買ったレシート」であり、「私自身がポスティングした」からです。

疑う方は、どうぞお調べください。

 

 

それにしても、今回感じたのは、疑いをかける側の証拠が不十分でも、疑いをかけられた側が証明を迫られる怖さです。

 

今回は、日中だから上記のように、一定の証拠資料が集められました。

 

例えば、これが夜中だったらどうでしょうか。「おまえは、〇月△日の夜中に、賭け麻雀をしていただろう!そうでないなら、そこにいなかった証拠を出せ」と言われていたら。

GPSがあればいいですが、私も含め、GPSの行動履歴を取っていない人が多数派です。

そこで「自宅で寝ていた。証人は家族(だけ)。寝ていたからSNS等の発信もない。」と、こんな答えで信じてもらえたでしょうか。ならば、クロ認定されてしまうんでしょうか。

 

突っ込んだ議論にはなりませんでしたが、現に今回、池田議員が「5月17日にS議員(実名)が徹夜で麻雀をしていたとの情報がメールで寄せられた」と、紹介していました。そんな匿名の情報で、S議員の名誉に関わる話を議会でするのか!と私は驚いたわけですが、この程度の情報を議場で取り上げられるなら、自作自演で何でもできてしまいます。

もし、その件も「そうではないと証明せよ」と言われていたら、果たしてどうなっていたでしょうか。

 

それでもなお、自分の居場所が挙証資料になる案件なら、まだマシです。

総会の最後に長谷川議員が指摘していましたが、「痴漢しただろ?していない証拠を出せ」なんて言われたら、どうなるでしょうか。ないものを「ない」と証明する、まさに悪魔の証明です。

 

ゆえに、疑惑を投げかける側の立証責任は、非常に重いのです。

 

今回の麻雀の件は、今後の議会での議員の質疑の在り方に、大きな宿題を残したと感じています。

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

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