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10万円が政治の好循環を生みますように

一昨日、国会で補正予算が成立しました。

これにより、「市民1人10万円」を始めとする、コロナ禍に対する支援策の多くが動き出すこととなりました。

「市民1人10万円」、すごいですよね。

この施策には、賛否両論があると思いますが、それは今回のブログのテーマではありません。

私がここで伝えたいのは、

「政治は生活と繋がっている」

「政治は動かすことができる」

ということです。

今回のことで、盛んに論じられていることですが、まさに私もそう思うのです。

 

いえ、「そう思う」という程度ではなく、それこそが、政治の側にいる私が、そうではない方々に、「一番伝えたいこと」なんです。

そして、それを様々な形で伝えることが、私たち政治家の重要な使命だとも思っています。

 

 

普段は、「どうせ政治は関係ない」「どうせ言うてもムダ」と思っているあなた

そこのあなた!そう、あなたですよ!

 

10万円というお金、、、、私の生活には「影響ゼロ!」って方、います??

大なり小なり、生活に影響しますよね?繋がりますよね?

 

「いやぁ、貯金するわ」

→その後、何かあったときに使う(=影響する)ってことですやん!

 

「誰かに寄付しよ」

→あなたにとっての大事な寄付先に、その10万円が影響を与えるんですよ!それに、どこに寄付するかあれこれ考える時点で、それはあなたの生き方・考え方と深く関わっているはず!

 

「受け取り拒否やな」

→そもそも政治の側の決定に対して、あれこれ考えて、(受け取らないという)決定をしている時点で、政治とあなたが繋がっている証拠ですよ!

 

もちろん、私は必ずしも「いい影響がある」とか、「いい意味で繋がっている」と言っているんじゃないですよ。

13兆円もの予算を使う政策ですからね。いつかは、その分の穴埋めがされるわけで、全市民から10万円ずつ回収するのか、上位1割のお金持ちから100万円ずつ回収するのか、、、そんなことは決まっていませんが、それはそれでまた、皆さんに悪影響が出るのかもしれません

 

繰り返しますが、この政策がいいとか、悪いとか、その判断ではなく、

「政治は生活と繋がっている」

それを、この10万円を通じて、実感してほしいのです。

さすがに10万円は大きい影響、繋がりでしょうが、政治の取り組みはどれも、大なり小なり、あるいは影響の範囲が広かったり、狭かったりはしますが、確実にどこかの誰かに影響を与えている、繋がっているのです。

 

そして、もう一つ。

「政治は動かすことができる」

今回の「市民1人10万円」を決めさせたのは、間違いなく「国民の声」です。

最後は、公明党の山口那津男代表が安倍総理を説得したようですが、その山口代表を動かしたのが「国民の声」です。最初から彼が考えていたわけではないですよ。声を聞いて、考え直したんです。だって、当初の「ごく一部の人に30万円」に、公明党の閣僚は了承していたんですから。

その前に、自民党の二階幹事長が「10万円」と言い出したのも、自民党の若手グループが言い出したのも、そのずっと前から野党が「10万円」と言っていたのも、全部、「国民の声」があったからです。

もっと言えば、「ごく一部の人に30万円」でヨシとしていた人も含め、それらの国会議員を選んだのが国民なわけです。

 

 

「市民1人10万円」に比べれば、たいした話ではありませんが、、、

 

私が関わったものの一つとして、堺市が4年前に始めた「多子家庭の保育料無償化」。

対象が「多子家庭」、それも保育所利用者ですから、影響範囲は狭いかもしれませんが、「保育料無償」で、生活に影響がないわけありませんよね。多い方だと、年間70万円以上です。

またまた繰り返しますが、これは政策の良し悪しではなく、「繋がっている、影響がある」とお伝えしたいわけです。

 

また、私がそのことを議会で取り上げたきっかけは、「市民の声」でした。その声がなければ、私が議会で取り上げることもありませんでした。当事者が言うんだから、間違いありません。

 

市民の声が政治を動かし、その政治が市民生活に影響を与えた、小さな事例です。

そして、こんな事例は私自身いくつも経験しているし、私以外の議員も当然のようにたくさん経験されています

皆さんが知らないだけなんですよ(-。-)y-゜゜゜ 

いや、私たちが伝えられていないだけか((+_+))。

 

 

まずは、市民・国民が「政治は生活と繋がっている」「政治は動かすことができる」とういことを知ること、実感すること。

 

次に、その上で、「自分の生活に関わること」として政治に厳しい目を向けて、「動かせるんだ」という思いで自分なりに「政治に関わること」

政治家を応援したり、政治的な発信したりまでしなくとも、、

投票に行かなかった人は、せめて投票に行く。

行くだけだった人は、せめてその時に少し考えて投票する。

要は、その人なりに、今までよりもほんの少しでも多めに関わるということです。

 

そうしたら、きっと、「もっといい活動、もっといい政策を実行する政治家」、「生活に影響を与える政治家」、「市民の声に機敏に反応する政治家」が、間違いなく増えるはずです。

 

そうすれば、市民・国民がまた、「政治は生活と繋がっている」「政治は動かすことができる」を実感し・・・、

必ず好循環が生まれるはず!!

 

私はそう信じて、政治の世界におり、非常に微力ですが、その出発点となりうる二つの事実について、繰り返し発信しています。

 

「市民1人10万円」

それが、その好循環をまわす、一つの力になることを願っています。

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

意見・提案