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2024年もお世話になりました

こんにちは。堺市議会議員(堺区)のふちがみ猛志です。

 

2024年も残すところ、あとわずかとなりました。本年も多くの方々のご支援のもと、議員活動を続けられましたこと、ここに深く感謝申し上げます。

さて、今年は国内外ともに、政治が大きく動いた年でした。

 

私なりに印象的な出来事を書き連ねてみます。

 

総選挙で少数与党に

まず真っ先に挙げられるのが、衆議院議員選挙です。

自公政権が少数与党となり、どんな法案の成立にも、野党のどこかの協力が必要な状況です。

※NHK選挙サイトより

 

政治に安定やスピード感を求める方は多いでしょうが、私自身は「熟議」を求めています。多様性の時代、少数の意見にもちゃんと耳を傾け、真摯に議論をする政治であってほしいものです。(堺市議会においてもそのような姿勢で臨んでいます)

 

遠くない将来、場合によっては2025年中にまた解散総選挙が行われるかもしれません。本格的に始まる来年度予算の審議において、どのような議論が交わされるのか。それによってどのような政策が実行されるのか、おおいに注目したいと思います。

今は103万円の壁が大きな話題になっていますが、壁の位置をずらすだけの付け焼刃的な対策ではなく、130万円の壁も含め、「働く量を増やすと手取りが減ることがある」という問題そのものに対処してほしいと思っています。

 

また、選択的夫婦別姓を始め、「自民党(のうちの一部)だけが反対して進まない」という施策もあります。これらを推し進めようとする政党・政治家は、ぜひこのチャンスを活かしてほしいと思います。

 

トランプ前大統領が返り咲き

大方の予想を覆し、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が圧勝しました。

※時事ドットコムより

 

私は正直なところ、4年前の議会への乱入事件を受け、「トランプ氏の政治生命は終わった」と思いましたし、少なくともあの一件を持ってして「過半数の人はトランプ氏を民主主義の破壊者として許さないだろう」と思っていました。

 

その彼が圧勝するわけですから、それだけアメリカ国内でも現状に対する不満が大きかったのでしょう。また「民主主義云々」という理念的なことよりも、目の前の生活につながる経済政策の方が重要だという有権者が多いのでしょう。それは大なり小なり、日本も同じです。私も一政治家として心して、市民の生活のリアルに向き合いたいと思います(理念的なものを疎かにするつもりはありません。あしからず)

 

それにしても、国際情勢が緊迫しています。

ガザやウクライナで日一日と命が失われ続けています。この現実にトランプ次期大統領がどう関わっていくのか。大いに注目しています。

※NHKニュースより

 

韓国で非常戒厳

突然の隣国での非常戒厳に驚いた方は多かったことでしょう。

※NHKニュースより

 

あの事件により、韓国を民主主義の後進国であるかのように語る言説も見受けられますが、果たしてそうでしょうか。もし日本で同じことが起こったら(日本で戒厳令は法制化されていませんが、仮定の話として)、韓国のように国会議員や国会職員、そして市民が身体を張って議事堂を守ったりできるでしょうか。また、その後も、尹大統領への抗議と、政治の転換を求めて多くの若者が声を上げ続けていますが、日本でそうやって行動する若者がどれだけいるでしょうか。私はその様子を見て、胸が熱くなり、また羨ましくなりました

※CNNニュースより

 

「政治に熱く!」とまでは言いませんが、せめて少しでも「我がこと」として関心を持ってもらえるよう、政治の側の人間として頑張って行動・発信したいと思っています。

 

今回の件で、日本にも「緊急事態条項を」と訴える政治家がいますが、権力者の判断で国民主権を制約しうることの恐ろしさを目の当たりにして、よくもまぁ・・という感じです。

 

人は判断を誤る、権力は暴走する、というのが民主主義の根幹にある考えです。

私も政治家の一人として、それを謙虚に受け止めて政治に携わりたいものです。

 

選挙におけるSNS

今年は東京都知事選や兵庫県知事選などで、選挙におけるSNSの力が注目されました。

※FNNプライムオンラインより

 

選挙の候補者にもなる私としては、なんだか空恐ろしい話でもあります。

真偽不明な情報が飛び交い、偽りだとハッキリしている情報ですらも拡散を止められず、多くの人に事実として受け止められてしまう事案もありました。

 

SNSの影響力は今後ますます大きくなっていくわけですから、私たちも強化しないわけにはいきません。ただ、フェイク情報の拡散に加担するようなことはもちろん、巷で見られるような、都合のいい切り取りによる印象操作などには、一線を画して真摯に取り組みたいと思います。

 

また、いくらSNSを強化したとて、一番大事な情報発信手段は「フェイストゥフェイス」だと思っています。その次が「紙」です。紙は、私に興味のない人にもこちらから情報を届けられますし、それが市民の代表である議員として重要なことです。

 

来年で議員活動丸10年

2025年の4月で、私は議員活動が丸10年となります。巳年の年男です。もう若くはありません。中堅議員として、今まで以上の活動が求められるでしょう。

 

来年もやりたいことはたくさんあります。

 

一つは中央図書館と博物館のリニューアルです。

私が初当選した頃から議会で取り上げてきましたが、ようやく去る12月議会で少し動きが見えてきました。文化都市として胸を張れる図書館、博物館となるよう、1日も早くその姿が見せられるよう、議会からも強く働きかけていきます。

 

二つ目は、一方でなかなか動きが見えない中心市街地の活性化です。

堺消防署の跡地だけでなく、堺東の活性化もコンサル業者頼りで、市としての主体性がほとんど見えません。高島屋の撤退も決まり、もはや待ったなしのテーマです。地元の議員として積極的に提言していきます。

 

三つ目は、教育現場の体制強化です。

教員の多忙化解消に加え、専門的なスタッフの増員や処遇改善にも取り組みます。教育は百年の計、未来の投資です。教育を疎かにするまちに未来はありません。

 

四つ目は、子どもの権利保障です。

堺市には子どもの権利条例がありません。社会全体どころか、堺市役所内でもまだまだ子どもの権利に対する意識が十分に広がってはいません。中期的テーマとしてしつこく取り上げていきます。

 

ほか、言い出せばキリがありませんが、あれもこれも、高齢者のことも、障害者のことも、生活を直撃している物価高のことも、平和や人権のことも、欲張って取り組んでいきたいと思います。

それでは皆さん、来年2025年もどうぞよろしくお願いします!

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

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