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2024年もよろしくお願いします

こんにちは。堺市議会議員(堺区)のふちがみ猛志です。

 

2024年最初のブログです。

まずは能登地方での大地震において被害に遭われました方々に、心からお見舞い申し上げます。

 

今日はそんな石川県に想いを馳せつつ、この一年の計画や抱負について書こうと思います。

 

私と石川県

私の政治のスタートは、石川県での国会議員秘書でした。

 

政治の現場のことは右も左もよくわからない、サラリーマンを辞めたばかりの私でしたが、石川の皆さんにはずいぶんと温かく、そして時には厳しく鍛えてもらいました。

都会に住むよりも、ずっと政治と生活の距離が近く、何か「政治の原点」のようなものを学ばせてもらった気がしています。あの1年間がなければ、今、私がこうして議員活動をできていなかったと思います。

 

私が仕事していた選挙区は加賀地方(石川県南部)でしたが、能登地方(県北部)に足を運ぶ機会は何度もありました。その都度、かの地の交通の不便さを痛感しました。北陸の冬の寒さ、水分の多いベチャっとした雪の冷たさもよく覚えています。

能登の冬の避難生活や、復旧・復興は大変困難なものとなるでしょうし、それを想像するだけで胸が痛みます。当時お世話になった方々の顔を思い浮かべると、現地に災害ボランティアに駆けつけたい気持ちにもなりますが、交通網がズタズタになっている今は自衛隊や行政職員等のプロに任せるべき時です。

はやる気持ちをグッと我慢しつつ、早く交通網が復旧し、被災自治体のボランティアの受け入れ体制が整うことを期待しています。その時はすぐに駆け付けたいと思っています。

 

今年は防災の一年に

まさかの元旦の大地震でした。

 

南海トラフ大地震、上町断層帯の直下型地震という二つの地震が、いずれも「30年以内に60%以上の確率で起こる」と言われ、堺市にも多大な被害が出ると想定されます。

 

日本中が能登の震災を他人事とせず、改めて我が町の防災・減災を見直さなければならないでしょう。

 

今回の能登地震でも、家屋の耐震化率が非常に低かったことが被害を大きくした原因と言われていますし、被災地にアクセスできる幹線道路が少ないこと、またそれが土砂崩れ等で寸断されていることが、救援活動を遅らせています。

国の初動体制も決して「迅速」と言えるものではなかったと思います。

 

平時からできることはもっとなかったのか、振り返っていかなければなりません。

 

私がこれまで取り上げた防災の課題

これまでの8年半の議員活動で、いくつもの災害関連の課題を取り上げてきましたし、残念ながらまだ改善・解決できていないものがいくつもあります。

 

そうしたやり残したことを整理し、実現を図る一年にしたいとも思います。そのうち4つを紹介します。

 

1.堺市の見舞金制度の充実

災害で家屋に被害が発生した際に支給される見舞金ですが、全壊で5万円、半壊で3万円という実にわずかなもの。他市の事例と被害の大きさを考えれば、ゼロを一つ増やすくらいの充実を図りたいものです。

また、対象が住宅のみで、店舗は含まれていません。「店舗が被災して、商売ができない。生活の糧を得られない。」という方にも、支援の手を差し伸べたいものです。

 

2.ペットの同行避難・同伴避難

ペットがいるから自宅を離れられない。避難所に行けば迷惑になるから車中で寝泊まりしている。

これまでの震災でも、こんな方々が大勢いらっしゃいました。

ペットも家族の一員ですし、「唯一の家族」という方もいらっしゃることでしょう。

ペットを連れても避難できる、他の避難者に迷惑をかけずに済む。そんな避難所にできるよう、平時から準備をしていきたいと思います。

 

3.学校の体育館へのエアコン設置

大阪府内で、学校の体育館へのエアコン設置が一番遅れているのが堺市です。

毎年、夏の猛暑が厳しくなる中、真夏に災害が起こらないとは限りません。

言うまでもなく、学校の体育館は災害時の避難所でもあります。エアコンのない蒸し風呂のような夏の体育館で避難生活が送れるとは思えません。

教育の観点からも、災害の観点からも、速やかな設置が必要です。

 

4.臨海工業地帯の避難ルート設置

2万人近い方が働く堺の臨海コンビナート地区(7‐3区)は、内陸につながる道が臨海1号線しかなく、津波や高潮の浸水リスク、地震による液状化リスクの高い道だとされています。大災害の発生時、ここが陸の孤島と化してしまうことが懸念されます。

災害時だけでも企業の敷地内を通れる道(避難路・物資の輸送路)を作れないものでしょうか。私の先輩議員が提唱した事業が、関連企業や労働団体との連携によって、少しずつですが形になりつつあります。

 

ほか、この4つ以外にも挙げるとキリがありませんが、一歩でも二歩でも前に進められるよう頑張ります。

 

防災以外も頑張ります

これも挙げるとキリがありませんが・・

 

プライベートでも関わっている社会的養護は、私の重要な政治テーマです。子どもの権利条約に根差した市政運営となるよう、今年も目を光らせつつ、「子どもの権利条例制定」に向けた道筋をつけたいものです。

 

教育では、こちらもプライベートで当事者となっている不登校の問題。多様な子どもに多様な居場所を作る。その中で今年は特例校の設置、通級指導教室の全校設置、フリースクールとの連携に取り組みます。

 

団塊の世代が後期高齢者となる2025年まであと1年。高齢者の健康づくりは極めて重要な課題です。永藤市政が背を向けた「おでかけ応援制度の拡充」を、議会の力でなんとか前に進めたいものです。

 

文化観光では、長年関わってきた「堺鉄炮鍛冶屋敷ミュージアム」がいよいよ3月3日にオープンします。これを起爆剤にして、堺の文化財保護、まちなみ再生など押し進められたと思っています。

 

国際交流では、ここ1、2年ほどでベトナムやフィリピン等の各国との友好議員連盟が立ち上がり、具体的な活動に繋がりつつあります。外国籍市民も増える中、そうした方々にとっても住みやすいまちづくりのための「内なる国際交流」を進展させたいと思っています。

 

などなど。もちろんこれ以外にも取り組むべき分野はありますし、それぞれの分野でも書きたいことがもっとあります。その辺は、追々ブログや議会活動報告でお知らせしていきます。

 

プライベートの目標

まったくの余談になりますが、私の趣味の1つが登山です。日本百名山の制覇を目標に掲げており、昨年までに53座に登頂しています。

 

今年の目標は最難関の1つでもあり、登山好きの憧れの山「剱岳」!!!!

 

時間が取れるかなぁ。それまでに体力をつけられるかなぁ。体重を落とせるかなぁ。

と不安はありますが、頑張るぞ!!!

 

登山好きの皆さん、情報があれば剱岳以外も含め、どしどしアドバイス、ご意見などお寄せください。

※息子と登った四国の剣山(剱岳とは比べるべくもない簡単な山です)

 

そんなこんなで、本年もどうぞよろしくお願いします!!

 

 

 

堺市議会議員ふちがみ猛志

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