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百条委員会~印刷業者出頭せず~

昨日、大阪維新の会の小林よしか議員、黒瀬大議員の政務活動費不正使用問題に関する、百条委員会が開催されました。

 

そこで、本件の真相究明に向けての重要人物と目されている、印刷業者の証人尋問を行うべく、出頭請求をしていたのですが、結局、本人は姿を見せず、証人尋問を行うことができませんでした。

 

この日に至るまで、幾度となく、議会事務局職員が、印刷業者の住所地に足を運んだものの、本人に直接会うことはできず、出頭請求書が「確実に」本人の手元に渡っているかどうかもわかりません。よって、この時点では、告発の対象となる「出頭拒否」に該当するかどうかは断定できません。

 

ただ、以下のような「事実」から、色々なことが想像できるわけです。

 

※印刷業者の代表者をA、窓口担当者をBとします。(議会では固有名詞が出ていましたが)

 

①印刷業者Aの住民票の住所地のオートロックマンションには、誰かが住んでいる。(マンション玄関でインターホンを鳴らしたら、子どもとおぼしき声で返事があり、オートロックが開錠。しかし、部屋まで行き、インターホンを鳴らしたら、反応がなかった。)

 

②①のマンションの郵便受けに直接投函した出頭請求書は、数日後にはなくなっていた。(住民が回収したものと思われる)

 

③①のマンションへの郵便物(出頭請求の関連書類)も届いている。

 

④別の住民が住んでいる可能性はゼロではないが、「うちに心当たりない郵便物が届いている」というような類の連絡が、市議会事務局には届いていない。

 

⑤印刷業者Bの住民票の住所地には、すでに別の人物が住んでいる(転居済み)が、郵送した出頭請求書は、本人が指定した転送先に転送されている。転送先は、Aの住所地と同じ郵便局管内。

 

⑥AとBは家族である。

 

⑦黒瀬大議員とBは、古くからの友人である。

 

⑧黒瀬大議員とBは、頻繁に連絡を取り合っている(黒瀬議員が証人尋問で証言)。

 

⑨黒瀬大議員は、公式の場で、この問題の真相究明に「協力する」と答えいる。

 

 

これらの事実を考慮した時、印刷業者A・Bが、今回の出頭請求を「知らなかった」などということがありえるのかどうか。

知った上での「出頭拒否」、つまり告発すべき事象ではないのだろうか。

それはおそらく後者と考えるのが、自然ではないでしょうか。

 

また、果たして黒瀬議員は、本当に真相究明に協力する気があるのかどうか。

本当にあるのであれば、友人であるBに、出頭請求の事実を伝え、出頭を促すはずです。まさか、逆に、出頭しないように促してやいないか、疑念が湧いてきます。

黒瀬議員の協力姿勢が、事件の当事者として、そして現職議員として、適切なものかどうか大いに疑問です。

 

昨日の委員協議では、印刷業者の告発に向けた動きも検討されましたが、相手は民間人であり、丁寧な段階を踏むべきとの意見で纏まり、公示送達によって、改めて出頭を請求することとなりました。

これでも出頭しない場合は、私たちもさらに毅然とした対応で臨まなければならないことになるでしょう。

 

いずれにせよ、百条委員会も長い時間を要しているものの、いよいよ佳境に入りつつあります。

 

 

 

 

 

 

堺市議会議員  ふちがみ猛志

意見・提案