またか…政務活動費
2月定例会の開始に伴い、一か月半ほど中断する、百条委員会。
しばしの間、前向きなことをして、前向きな記事を書こう!!
と思った途端、飛び込んできたニュース。
またも政務活動費の問題。
自民党の平田大士議員が、住民監査請求を受け、約200万円を返却するに至った。
はあ、、、、、、、、。と深いため息。
またか。
よくもまあ、こんなに出るもんだ。
そもそも、大阪維新の会堺市議団の団長だった、北野礼一議員が問題を起こした時、当時の大毛議長が、過去の政務活動費の支出の再確認を命じた。
小林議員も、平田議員も、いったいその時何をしていたんだか。。。。
さて、平田議員の問題。
現時点では報道以上の情報がないので何とも言えないが、小林議員の架空チラシ事件と同様、「チラシはあるのか、ないのか」というような報道がなされている。
もちろん、もし「ない」のならば、お金を返せば済むという話ではない。
しかしながら、「小林議員が百条委員会だから、平田議員もすぐに百条を!」という意見が、ネット上でも散見されるが、そこは、小林議員が百条に至ったステップを、よくよくご確認頂きたい。
小林議員の、そのステップとは、
①自身で徹底調査し、記者会見等、本人が説明責任を果たすこと
↓ 小林議員はまったく果たさず
②議長による調査
↓ 疑いが晴れず
③議会運営委員会での質疑
↓ 疑いが晴れず
④全議員総会での質疑(フルオープン)
↓ 疑いが晴れず (※)
⑤百条委員会(強い調査権+フルオープン)
(※)小林議員のケースで、「④でも疑い晴れず」は、維新も含め、全会一致の見解。
小林議員のケースでは、②は議長、③は議運、④も議運、⑤は議会が判断した。
少なくとも平田議員の場合も、まずは段階を踏み、本人が説明責任を果たし、それぞれの段階で、それぞれの方々が判断していくのが先だろう(私は議会の一人として判断することとなる)。
万一、小林議員の時と同様に、「④でも疑い晴れず」の状況になったならば、これまた同様の判断にもなるだろうし、その時には、真相究明に向けて、全力であたらねばなるまい。
一方で、しっかりとした説明があらば、当然、そうはならず、どこかの段階で止まることになる。
まずは、そこに至るまでに、しっかりと本人が説明責任を果たし、納得のいく答えを示してくれることを願う。
また、小林議員の事例では、「監査逃れの証拠偽造」とも疑われるものが散見されている(前ブログ参照)。まさか、そのようなことは決してないだろうし、誠実な対応をしてもらえるものと、信じたい。
天網恢恢疎にして漏らさず。
すべての議員が肝に銘じねばなるまい。
堺市議会議員 ふちがみ猛志