新しい市民会館
10日ほど前だけど、兵庫県立芸術文化センターの記事が、新聞に掲載された。
稼働率96%
先行予約会員6万人
そして、「阪神復興の象徴」!!
素晴らしい。
堺が建設を進めている新しい市民会館、(仮称)堺市民芸術文化ホールにとって、目指すべきホールの一つとも言える。
一つ一つの数字の達成はもちろん、それらの結果として、
歴史と文化のまち堺の象徴
南大阪の文化の発信地
となれば、本当に素晴らしいことだろう。
しかし、その道のりは険しい。
兵庫県立芸術文化センターは、建設費200億円、指定管理料年間11.6億円。
一方の堺は、建設費140億円、指定管理料年間4.2億円。
県立と市立なので、単純比較はできないわけだが、、
入札不調に終わったけど、建設費はもっと増えてしまうんじゃないの?
4.2億円で、プロ集団を作れるの?
一方で堺にとっては巨額のお金、もっと削減できないの?
肝心の市民レベルの文化醸成に繋がるの?
営利施設ではなく、大事な公共的使命をもった施設。
削れば削るほどいいわけではなく、もちろん増やせばいいわけでもない。
目的を見失わず、そして採算性、費用対効果も大事にしながら。
要は、公共性と採算性のバランス。
もちろん、イニシャルコスト、ランニングコストだけではなく、また文化だけでなく、周辺への経済波及効果なども見据えながら。
今回の議会でずいぶんと取り上げられたけど、これだけの大事業なのだから、一過性のものではなく、
継続的かつ多角的な議会のチェックをしなければならないし、私もその一人として頑張っていきたい。
堺市議会議員 ふちがみ猛志