二重庁舎の弊害
堺市役所は、本館と高層館に分かれている。
写真左が本館、右が高層館。
議員の控室は本館の11階。
本館と高層館の連絡通路は4階以下にしかない。
よって、高層館の5階以上にいる職員が、議員控室に行こうとすれば、いったん高層館の4階まで下りて、連絡通路を渡り、また11階まで上ることとなる。
どうしても、片道数分、エレベーターがなかなか来なければ、5分以上かかることもあるだろう。
打ち合わせをしたり、レクを受けたりするには、やはりフェイストゥフェイスでないとできない場合も多いので、どうしても移動が発生する。
それなりの頻度でこれが発生するので、「時間がもったいないなあ」と思えてしまう。
そう思っていたら、先日の文教委員会で図書館の件を取り上げた際には、市役所から片道15-20分はかかる、中央図書館から、職員さんが打ち合わせにやってきた。
彼らは、さすがに市役所で勤務するわけにもいかないし、だからといって、こちらが委員会で取り上げるのをやめるわけにもいかないので、申し訳ないが、移動してもらい、打ち合わせをする。
(もちろん彼らも用事を纏めてきているはず)
まあ、図書館の職員さんが、議員と会ったり、市役所に用事があるのは、それほどの頻繁ではないからいいのだろうけど、これもまた「時間がもったいないなあ」と思えてしまう。
さて、前置きが長くなったけど、大阪府庁。
本庁と咲洲庁舎。
移動に何分かかるんやろうか。
交通費はいくらかかるんやろうか。
本庁機能が真っ二つされてるので、1日にどれくらいの職員さんが行き来してるんだろうか。
とてつもない、時間とお金の無駄が発生していることは、想像に難くない。
先ほどの堺市役所の例とは、比較するべくもない、とてつもない無駄。
う~ん、う~ん。
二重行政…。
その解消で年間一億円が浮くという試算があったけど、、、
二重庁舎を解消したら、もっと浮くと思うな。
間違いなく。
市議としての経験、感覚をベースにした、一府民の所感です。
ちなみに、はるかに小さいものとは言え、堺市役所内の移動時間を減らすべく、私は職員さんに、できるだけメールや電話で済ませてもらうようにしている。
(議員には現に会って説明する、というのが市役所で慣習化しているようだ)
堺市議会議員 ふちがみ猛志