あるマンションでの出来事
ポスティングボランティアの方にポスティングしてもらっていた、あるマンションでの出来事です。
これまでは何ごともなく、集合ポストにポスティングさせてもらっていたのですが、ある時から、管理人の方に「入れないで」と言われるようになりました。「管理組合で『ポスティング禁止』に決まった」のだと。
そうなった以上は仕方がないわけですが、ボランティアの方が諦めきれず(そのお気持ち、有難い限りです)、管理人さんにあれこれやり取りしたところ、
「選挙前ならいいよ」と言うわけです。
普段はダメだけど、選挙前ならいい???
なんとも不可解な対応(管理組合の決定)に、その事情を訊ねると、その理由がなんとびっくり。
普段、チラシを入れる議員はふちがみさんくらいだから、それはズルい。
選挙前なら、多くの議員がチラシを入れるから、それは公平なので構わない。
えーーーーーー!!!!!
選挙の有無にかかわらず、普段からチラシを発行し、ポスティングしていることが、、、
ズルい!!!!????
普段から『頻繁に』チラシを発行している議員は、決して多数派ではありません。
頻繁にチラシを発行し、配布するには相当な労力が必要です。
また、報告に足る成果を上げるために、相応の活動をせねばなりません。
普段からチラシを発行・配布するのは、まさにその議員が普段から活動を頑張っている証であり、その頑張りを「ズルい」とは!!??
これは私の推測に過ぎませんが、そのマンションの管理組合の会議でそのような主張をなさったのは、おそらく「私以外の堺区の議員の支持者」なんだろうと思います。
私のチラシばかりが入るのを煙たがり、そのような主張をなさり、管理組合としての決定にしてしまったのだろうと思います。(そう思う根拠もあるのですが、ここではやめておきます・・)
管理組合の規則に則ってそのように決められたのならば、部外者の私がとやかく言う話ではないのですが、それでもやはり残念なことです。
(もし私の推測が正しければ)その主張をなさった方は、「チラシを入れさせない」ではなく、「自分の支援する議員にも、こまめにチラシを作らせる、配らせる」という方向で努力して頂きたかったものです。「お前のライバルのチラシがしょっちゅう、マンションに入る。くやしい。お前も頑張れ」と。
政治の質を上げるのは、議員自身の頑張りによるのですが、支援者、有権者、市民にもよるところが大きいのだとつくづく思います。
ですから、私もあえて、私を応援してくださる方々に申し上げます。
「私以外の議員の活動にも目を向けて頂きたい」と。
ぜひチラシもじっくり見て頂き、私よりいいところ、私に足りないところがあれば、ご指摘を頂きたいのです。現に、そうしてくださる方もいます。それが私のレベルアップにも繋がるのだと思います。
その結果として、「あなたの応援をやめる。もっといい議員を見つけた。」と言われてしまえば、それはそれで本望です。
今回の某マンション管理組合の決定に、日本の政治が抱える問題、政治家と支援者の関係の歪みを感じずにはいられませんでした。
※念のため申しますが、私の選挙区にも、ちゃんと活動報告を定期的に発行されている方が、他にもいらっしゃいます。このマンションがたまたまそうだったというだけで。
堺市議会議員ふちがみ猛志