もののはじまり何でも堺をいくつご存じ?
「もののはじまり何でも堺」
中世に国際都市として栄えた堺を象徴する言葉で、堺の方ならば聞いたことくらいはあるでしょう。
ですが、「じゃあ、その堺ではじまったものって何?」と訊かれると、いくつ答えられるでしょうか?
鉄砲?包丁?自転車?
2つや3つは答えられるかもしれません。多い方だと10~20くらい?
実は、50以上もあるのです。
だったら、カルタが作れるじゃないか!
と思いついた方々が作られたのが、この「もののはじまり何でも堺かるた」です!
きっかけとなった雑談に少し入っていた私。
そこから3年半。
作成にはあまり力になれませんでしたが、作成者の皆様の長期間の努力を見ておりましたので、こうして完成の日を迎え、私も感激しているところです。
1つひとつ丹念に調べられ、関係する企業をまわられて確認を取られ、また新たな「もののはじまり」が見つかり、、、
「もののはじまり何でも堺」をこれほどたくさん、体系的にまとめられた資料は、おそらくこれが初めてで、そういった点からも貴重なものだろうと思います。
私は「堺かるた」で遊んで育った世代です。
今思えば、あれで得た知識は少なくなく、私の堺愛のルーツの1つにもなっています。
ぜひ、この「もののはじまり何でも堺かるた」も、子どもたちが堺の歴史と文化を知るツールになることを期待しています。
それにしても、このカルタ。
全国には「堺かるた」のように、まちの歴史や文化全体をテーマにしたカルタはたくさんありますが、「もののはじまり」という切り口でカルタが作れるのは(50音が揃うのは)、この堺くらいではないでしょうか。
そういった意味で、「もののはじまり何でも堺かるた」の存在そのものが、堺の歴史の奥深さを示す、価値あるものだと私は思っています。
なお、このカルタは多くのボランティアの方々、協賛者、寄付者のおかげで完成し、昨日、堺市の全小中学校、支援学校にと、教育委員会事務局に寄贈されました。(後日、学童保育等にも寄贈される予定です)
一般販売は、ジョルノ1階の堺のお土産ショップ「堺に恋して」や、百舌鳥古墳群ビジターセンター前の「もず庵」、山之口商店街の「紙カフェ」や、「利晶の杜」などで行われます。
民間鉄道、民間定期航路、線香、紙箱…、まだまだある堺の「もののはじまり」。ご興味のある方は、ぜひ一般販売で!
堺市議会議員ふちがみ猛志