市民に愛される散歩コース
あけましておめでとうございます。堺市議会議員のふちがみ猛志です。
私のブログを読んでくださり、ありがとうございます。今年も頑張って更新していきますので、お暇な時にでもお目通し頂ければ幸いです。
さて、今年最初のブログは気軽なやつでいきます。
前々から書きたかったテーマなのですが、「市民に愛される散歩コース」についてです。
市民に愛される散歩コースがあるまちっていいなあ!って話です。
堺市民の皆さん、そう聞いて、どこを思い浮かべますか??
堺区だったら、仁徳御陵周辺?大和川沿い??
私は、妻の実家が大阪狭山市にありまして、滞在したときに散歩によく出かけるのが、狭山池です。
1周3㎞弱で、ざっと40分くらい。散歩にはちょうどいい感じです。
その間には公園もあれば、広い土手で遊ぶこともできます。
トイレも3ヶ所ほど整備(隣接の公園も含めれば4ヶ所かな)されており、安心です。
無料駐車場もあり、離れたところからでもやってこれます。
そして、何といっても景色がいい!!!
360度、ぐるっと広々とした景色が広がっています。
金剛山、葛城山などの金剛山地、そして遠くには和泉山脈も見ることができます。
本当に気持ちのいい散歩コースです。
実際に数えたことはありませんが、土日にもなれば朝早くから夕方まで、常に2~500人くらいはいるだろうと思います。
1日トータルで、3~5000人くらいは歩いているんじゃないでしょうか。
もちろん、堺市の南区から来ている人もいるでしょうが、人口規模が6万人足らずの市で、これだけの人が集まるスポットというのはすごいことですね。
こういう「市民に愛される散歩コース」があるというのは、もちろん市民の健康増進にも繋がっていると思いますし、「このまちが好きだなぁ」という気持ちにも繋がると思うのです。
堺市民の私ですら、狭山池を歩いていると、何とも言えない気持ちになります。
さて、振り返って堺市です。
仁徳御陵周辺はたしかに近隣の散歩コースにはなっていますが、これという景色が望めるわけでもありません。
大和川の土手を歩けばそれなりの景色が望めるものの、ぐるっと周遊するコースにはなっていませんし(途中で幹線道路を渡ったり、いったん橋の下をくぐったりすれば、周遊できなくもないのですが・・)、駐車場がなく、近隣の方以外は利用しづらくなっています。
堺区の中で広い景色を望めるところ、、、という意味では、堺旧港なんてどうなでしょうか。周回はできませんが、狭山池にも負けない(?)景色が堪能できます。簡単ではありませんが、港の出口あたりに、両岸をつなぐ橋でもあれば、周回コースになります。(堺市の将来像ではそのようなことも盛り込まれています)
履中天皇陵も、もし土手が歩けたら、さぞかし気持ちのいい、周回できる散歩コースとなるでしょう。
いずれも簡単なことではありません。ただ、このブログで言いたいのは、「市民に愛される散歩コース」のような穏やかで、日常的なものにも、目を向ける行政、政治でありたいなぁと思うのです。
「人が集まる場」というと、すぐに「商業施設!」「観光施設!」という発想になりがちなのですが、こんなものだっていいと思うんです。むしろ、そのようなものの方が、日常生活にささやかな幸せをもたらしてくれるかもしれません。
商業施設を誘致することや、観光施設を作ることに比べれば、散歩コースと、それに付随するトイレや駐車場の整備くらいは、たいした話ではないはずです。(さすがに堺旧港に橋を架けるのは大層な話になりますが)
そんなことを、私自身が気に入っている散歩コース「狭山池」を歩きながら考えました。
本年も皆様の日常に、ささやかな幸せがもたらせるよう、議員として頑張って参ります。どうぞよろしくお願いします。
堺市議会議員ふちがみ猛志