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堺事件をご存じですか?

「堺事件」をご存じでしょうか?

 

1868年、大政奉還の翌年。まだまだ日本が混乱の最中にあり、外交上も、文化的にも、外国との摩擦が激しかった頃。

 

堺に上陸したフランスの水兵が市内を闊歩する中で、住民といざこざが発生し、堺を警備していた土佐藩士がそこに駆けつけ帰艦を促すも、言葉も通じず、意思も伝わらず、捕縛しようとしたところ、フランス水兵が土佐藩旗を奪って逃走したため、土佐藩士が彼らに発砲。フランス水兵11名を殺害してしまうのです。これが大きな国際紛争に発展しそうになり、結局、騒動に加わった土佐藩士のうち11名が切腹することになったのです。(詳細はウィキペディアでもご覧ください!)

 

この切腹の現場となったのが、織田信長や、徳川家康ともゆかりのある妙国寺です。(私の地元・錦校区!)

 

 

一昨日はその妙国寺で、信長や家康も愛した大ソテツの庭をライトアップしてのコンサートがありました。

 

※コンサートは庭の見える屋内でしたが、撮影禁止なのです。

 

 

 

それもただの音楽を聴くコンサートではなく、堺事件をテーマに、映像、ナレーション、そして音楽のコラボレーションです(うーん、言葉では伝えづらい・・)。

 

とにかく、素敵な音楽と、ナレーションと、妙国寺という「歴史の現場」の独特の空気感の中、堺事件にタイムスリップしたような気分になりました。

大変素晴らしい企画だったと思います。

 

 

 

来年は、堺事件150周年です。

2月23日にはイベントも予定されており、今回のコンサートはその一環となるものです。

 

堺事件は、たくさんの教訓を残しています。

異文化交流、多文化共生、外交交渉、治外法権・・・・。

 

妙国寺の貫主さんの言葉が印象的でした。

 

「国際交流都市として国際人を育てることが、平和につながる」

 

 

私も同じ思いです。

大学時代に50か国を放浪し、それを感じたことが、政治の道を目指すきっかけでもありました。

 

堺事件を改めて見つめなおし、そんな志に立ち返る夜となりました。

 

来年2月23日が楽しみです。

 

 

 

 

 

堺市議会議員  ふちがみ猛志

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